第一回石川利光尺八リサイタル「一管懸命」

1993年7月11日(日)1:00PM開場/1:30開演
場所:エルシアター(大阪府立労働センター)

曲目:

音取り~鹿の遠音~吹き止め (琴古流本曲、田嶋直士 編)
闌曲弐 (肥後一郎 作曲)
残月 (峰崎勾当 作曲)
複協奏曲 (船川利夫 作曲)

賛助出演:

田嶋直士、藤井泰和、石川憲弘、永廣孝山、関崎晃山、藤田天山、永廣夕真、米村鈴笙、岡田道明、志村 哲、北村徳清、横山裕子、仲山暢香、茨木寛子、福田牧子、町田和世、山口智子、中真希子、岡田文代、苅野けい子、伊藤美奈子、西小路美也子、中嶋達郎、中西京子

ごあいさつ:

早いもので私が尺八を手にしてから14年、田嶋直士先生の門をたたいてから12年経ちました。もともと飽きっぽい性格で、あまり熱心な方ではありませんでしたが、懇切丁寧にご指導いただきました先生方や、共に合奏などを勉強してきた友人たちのお陰をもちまして、本日を迎えることができました。
本日のタイトルの「一管懸命」とは、皆様すでにおわかりのように”一生懸命、一所懸命”をもじったものですが、私は時として、自分自身の尺八に対する取り組みの甘さ、底の浅さに嫌悪感を覚えることがあります。自分が一生を懸けて打ち込めるものを見出せた喜び、そしてそれをできる状況にあることを感謝し、精一杯取り組まなければならないのに、いつも中途半端で終わってしまう自分を叱咤激励する意味でこのタイトルをつけさせていただきました。本日は一つの区切りであると同時に出発点でもあります。今日の気持ちを忘れず「一管懸命」に精進して参りますので、今後共御指導、御支援下さいますようよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、快く助演を引き受けて下さいました先生方、準備段階より本日までお手伝いいただきましたすべての方々に心より御礼申し上げます。  (石川利光)

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