第六回石川利光尺八リサイタル 「咆哮」

大阪市助成
日本音楽家ユニオン助成公演
 フォトアルバムもご覧下さい。

2002年12月14日(土)

open 13:30 start 14:00

recital2002
recital2002b

■会場 : Place

ワッハ上方
大阪府立上方演芸資料館

<〒542-0075 大阪市中央区難波千日前12-7(YES・NAMBAビル) ℡06-6631-0884>

■料金 :Charge

前売予約:2,500円 当日:3,000円
Advance&Reservation:\2500 At the door:\3000

曲目Program/

尺八古典本曲
霊慕
Reibo

岸野次郎三作曲
狐会
Kon-kai

福田蘭童作曲
渡津海鱗宮
Wadatsumino-irokonomiya

宮城道雄作曲
春の海
Haru no umi

神坂真理子作曲
十三夜」~新作委嘱作品~
The first presentation of new composition

牧野由多可作曲
九州民謡による組曲
Kyushu minyou ni yoru Kumikyoku

助演Guest (出演順)/

小原清耿(三絃)Ohara Seikou-Shamisen
西 陽子(箏)Nishi Yoko-Koto
中川佳代子(十七絃箏)Nakagawa Kayoko-17gen Koto
三宅礼子(箏)Miyake Reiko-Koto
小浜明人(尺八)
Obama Akihito-Shakuhachi
松本太郎(尺八)
Matsumoto Taro-Shakuhachi

リサイタルによせて (チラシより)

尺八はいまやたいへんに国際的な楽器となり、アメリカやオーストラリアでは毎年のように国際尺八フェスティバルが開催されています。国境を超え、言葉の壁を超え広まった大きな理由として、尺八が”人間の心の在り様を表現するのに非常に優れた楽器である”というところにあるのではないか、と私は考えます。
今回のリサイタルは、私が長年あたためてきた名曲の数々と、知人の作曲家神坂真理子さんの新作、という意欲的なプログラムになりました。また、助演には各方面で活躍する優秀な箏、三絃奏者に加え、私の門人でプロとして活動している松本太郎、小浜明人が出演します。二人のフレッシュな演奏にもご期待下さい。私の現在の心の在り様をどのように「咆哮」することができるか、私自身とても楽しみです。皆様のご来聴を心よりお待ちしております。

Shakuhachi, today become a popular instrument among many countries, that international shakuhachi festival is held every year in the countries such as U.S.A and Australia. The reason for the popularity in spite of the border of language, is quite simple. I believe that shakuhachi is an excellent instrument to express the state of one’s mind. Today’s program consists of the classic masterpieces I have been keeping many years in my mind, and the new piece composed by my friend, Mariko Kamisaka. I feel like I finally had my will. Besides excellent Koto and shamisen players, I have two disciples of my own, Matsumoto Taro and Obama Akihito, as my supporting players. I hope you to enjoy the fresh sound of these young players as well. I am looking forward to see myself; how I can speak out the present state of my mind, in this recital. I sincerely wish that I can share good music with you.

Ishikawa Toshimitsu

 

ごあいさつ 〈プログラムより)

本日は師走のお忙しい中「石川利光尺八リサイタル~咆哮~」に御来場下さいましてありがとうございました。
私のリサイタルも早6回目を数えることとなりました。これも毎回いろいろな形で支えてくださる多くの方々のおかげと心より感謝しております。
長い不況を反映してか、世の中にはいわゆる“癒しの音楽”が多く存在します。私は尺八という楽器、および尺八の奏でる音楽にも人を癒す強い力があると感じています。なかでもとりわけ私が志向する尺八古典本曲は、その性格上、はなやかな部分はありませんが、長い歳月をかけて磨かれ、時々の人の心を慰め、また勇気づけてきた“癒しの音楽”であると確信しております。
私はこれからも尺八古典本曲を中心に活動を続けて参りますが、本日は私がこれまでに出会った、私にとっての“癒しの音楽”“喜びの音楽”の数々をプログラムしました。
最後までゆったりとお聴きいただき、厳しいご批評を賜りますようお願い申し上げます。

2002年12月14日
石 川 利 光

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