石と竹

随筆石と竹「感謝感激雨霰!」

2013年12月31日更新

  もうあと数時間で2013年が終わろうとしている。 秋の演奏会シーズン、と言っても、私の場合ここ数年さほど忙しくしてはいなかったのであるが、今年はめずらしく秋から年末まで充実した日々を過ごすことが出来た。そこ
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随筆石と竹「痴漢はあかんで、クスリもあかんで、ゼッタイにあかんで」

2013年11月27日更新

ハラダさんに続きアスカさんも捕まってしまった。どちらも昔から好きだった人なので少なからず衝撃をうけた。ハラダさんとは物書きの原田宗○さんのことで1990年頃からエッセイや小説のファンで、この駄文にもちょいちょい登場してい
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随筆石と竹「私の『一定』」

2013年10月17日更新

現代邦楽作曲家のパイオニアのお一人でいらっしゃる杵屋正邦先生の曲に『一定(いちじょう)』という尺八独奏曲がある。日本音楽の古典的音階、モチーフを踏襲しながらも、斬新な構成と印象的な音づかいによって人情の機微を謳い上げた名
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随筆石と竹「時の流れに身をまかせ」

2013年9月10日更新

2013年8月17日午前、私は近鉄宇治山田駅へ降り立った。第62回式年遷宮の神事、“お白石持ち”に参加するためである。 20年に一度行われる式年遷宮は、(伊勢)神宮のご正殿を現在建っているところからそっくり隣の土地へ移し
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随筆石と竹「M R I」

2013年8月8日更新

ガー  ガー  コンコンコンコンコン  ギーギーギー  ウイーンウイーンウイーン トントントントントン  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ガガーッガガーッガガーッ  キュンキュンキュンキュン
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随筆石と竹「今でしょ!」

2013年7月1日更新

“石川さん、見ました。バッチリ映ってました” “石川さんよく映ってましたよ” “先生、この間TVに出てられましたね。拝見しました” 3人の竹友に立て続けにこう言われて私はハタと首をひねった。どうやら私がテレビに出ていたら
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随筆石と竹「安直短縮断固反対生活または活動」

2013年5月31日更新

キミらなぁ、何でもかんでも縮めたらアカンで、と河内出身のオッサンは憤っているのである。  世の中には短縮化、簡略化された言の葉で溢れかえっている。特にナントカ活動やナントカ生活を縮めた“○活”という短縮語は耳当たりがよい
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随筆石と竹「“聴く”は“効く”」

2013年5月1日更新

恩師、故横山勝也先生は「その曲を吹こうと思ったら聴いて聴いて、こう吹きたいというまで聴いて、それから吹きなさい。聴くことが大事なんです」と教えてくださった。 とは言われても、尺八を手にしたらすぐに吹きたくなるのが若輩者の
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随筆石と竹「教わり、教え、教えられ」

2013年4月1日更新

毎朝起きたときに顔が赤いのは宿酔だと思っていたが、実は高血圧だった。 毎年この時期に受けている定期健診の結果が送られてきた。 数ある検査数値のうち、気にしている項目を注視すると、血糖値(何せ父親が糖尿病だったもので)、肝
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随筆石と竹「神のごほうび」

2013年2月27日更新

「神のごほうび」 2013-2-27   尺八という楽器はとてーもしんどい楽器である。   音を出す練習、曲を吹く練習、その大部分9割くらいはままならず、しんどいことこの上ない。また、上達するには途方
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随筆石と竹「本来無一物」

2013年1月31日更新

1月8日、私は52歳になった。 ついこの間50歳を迎えたと思っていたら、ぼーっとしている間に2年も経ってしまっていた。 いや、あの、ぼーっとしているといっても日々の営みを何とか人様に迷惑のかからないようにこなし、それに加
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随筆石と竹「聖なる韻」

2012年12月29日更新

少し寒気を帯びた聖堂に竹韻が響き渡った。 2012年12月20日、関西に縁のある若手尺八奏者7名による競演会『聖なる韻(ひびき)』が開催された。我々に続く世代に独奏の機会を作りたいと考えていた私が企画、構成したプロデュー
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石と竹「CEO」

2012年11月11日更新

私にとって日曜日は3mmの日である。 私は毎週日曜日、自分の頭を電動バリカンを使って自分で刈っている。毛の長さを決めるアタッチメントは12mm、9mm、6mm、3mmと、3mmずつ短くなる4種類あって、刈り始めた最初の頃
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随筆石と竹「私はSですか?」

2012年10月11日更新

2012-10-11 私は近頃MからSになった。 といっても、「ぶって、ぶって、ねえぶっておねがーい」のMから「へっへっへっ、今日はおまえをたーっぷり苛めてやるよ、覚悟しときな」のSにかわったわけではない。 10Kgほど
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随筆石と竹 「オトダマ」

2012年9月12日更新

「オトダマ」 先ごろ度直木賞を受賞された作家、辻村深月さんの随想に心を動かされた(毎日新聞7月23日夕刊)。 2010年から2011年にかけて(もちろんまだ彼女が直木賞作家ではない頃)、毎日新聞社から彼女に“興味のある新
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