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平成22年度文化庁芸術祭参加/関西元気文化圏参加事業
大阪市助成公演
2010年11月2日(火)
開場:18:30/開演:19:00
会場:ムラマツ リサイタルホール新大阪
Tel 06-6398-6988
http://www.muramatsuflute.com/hall.html
入場料:前売/3000円・当日/3500円
曲目
1. 尺八古典本曲「山谷」 2. 琴古流尺八本曲「鹿の遠音」 3. 西村朗作曲「耿 ー長管尺八のためのー」 4. 日置あゆみ作曲 「宵闇の丹花」 5. マーティ・リーガン作曲 「Voyage」
助演
尺八: 米村鈴笙
弦楽四重奏: 小笠原薫(ヴァイオリン)
石川ちすみ(ヴァイオリン)
田口朝子(ヴィオラ)
田中次郎(チェロ)
ごあいさつ
本日はお忙しい中「石川利光尺八リサイタル〜竹心〜」に御来場下さいましてありがとうございました。
今年は、最大の恩師である横山勝也先生を始め、私にとって大切な人との別れが次々と訪れた厳しい一年でした。その報せに接するたびに世の無常を痛感せずにはいられませんでしたが、日々尺八と向き合うことによって救われてきました。いよいよ私も50歳を目前とし、"生"と"死"について考えない日はありません。今日のこの舞台に立てることに感謝し、一音、一音大切に吹かせていただきます。今宵、前半は尺八の様々な響きを、後半は弦楽四重奏と尺八の紡ぎだす音楽をお楽しみください。
末文になりましたが、賛助出演の皆様を始め、ご協力を賜りましたすべての方に御礼申し上げます。
2010年11月2日石 川 利 光
平成21年度文化庁芸術祭参加/関西元気文化圏参加事業
芸術文化振興基金助成事業/大阪市助成公演
第13回石川利光尺八リサイタル「和平楽」
2009年11月6日(金)
開場:18:30/開演:19:00
会場:ムラマツ リサイタルホール新大阪
Tel 06-6398-6988
http://www.muramatsuflute.com/hall.html
入場料:前売/3000円・当日/3500円
曲目
@ 尺八古典本曲「虚空」 A 尺八古典本曲「鶴の巣籠」 B 光崎検校作曲「五段砧」 C 川崎絵都夫作曲「レゾナンス-二胡と尺八のための-」委嘱初演 D 神坂真理子作曲「蓮の花-尺八と二胡と二十絃箏の為に-」委嘱初演
ごあいさつ(プログラムより)
本日はお忙しい中『石川利光尺八リサイタル〜和平楽〜』に御来場下さいましてありがとうございました。
今年は世界的な二胡奏者、姜 建華(ジャン・ジェンホワ)さんをゲストにお招きすることができました。ジャンさんとは偶々、数年前にご一緒させていただく機会があり、いつかは私の会での共演を熱望していました。今年ようやくその想いが叶いましたが、いざ選曲を、となると曲がありません。これまで、二胡と尺八(と他の楽器)で演奏された曲は既成の曲のアレンジ物、あるいは、大きな編成の中のそれぞれが一パートの曲しか存在しませんでした。そこで、ジャンさんと私がそれぞれ別の仕事で曲を作っていただいたことのある二人の作曲家に新作を委嘱しました。一曲は私とジャンさんとのデュエット、もう一曲はこれまでにジャンさんと何度も共演の機会があった石川憲弘を含めてのトリオ演奏です。今宵、前半は古典尺八の響きを、後半は未来へ向かう新しい音楽をお楽しみください。
私が尺八演奏家を志した時からの念願である世界平和を祈念し、一音一音大切に吹かせていただきます。
末文になりましたが、賛助出演の皆さま、作曲の川崎様、神坂様を始め、ご協力を賜りましたすべての方に感謝申し上げます。2009年11月6日石 川 利 光
平成20年度文化庁芸術祭参加(文化庁芸術祭優秀賞受賞)/関西元気文化圏参加事業
大阪市助成
第12回石川利光尺八リサイタル「独竹」
2008年10月28日(火)
開場:18:30/開演:19:00
会場:ムラマツ リサイタルホール新大阪
Tel 06-6398-6988
http://www.muramatsuflute.com/hall.html
入場料:前売/3000円・当日/3500円
曲目
@ 尺八古典本曲「松巌軒鈴慕」 A 福田蘭童作曲「深山蜩」「旅人の唄」「桔梗幻想曲」 B 長澤勝俊作曲「詩曲」 C 前田行央作曲「恵みあふれる雨」
ごあいさつ(プログラムより)
本日はお忙しい中『石川利光尺八リサイタル〜独竹〜』に御来場下さいましてありがとうございました。
早いもので私が尺八を手にしてから三十年、初めてのリサイタルを披いてから十五年の歳月が流れました。
竹の筒に穴を開けただけというシンプルな構造の尺八が、日々向き合う度に新しい発見を起こさせ、今なお私を魅了してやみません。初リサイタルのタイトル『一管懸命』は当時何気なく造ったものですが、十五年後の現在"命を懸けて竹を吹く"ということがどういうことかようやく判りかけてきた気がいたします。
今回のリサイタルは意を決して全て独奏曲でプログラムを組みました。それぞれがその成立した時代で"名曲"と評価される曲です。歴史的な変遷をも含め「尺八」の持つ様々な"貌"を表現できれば、と考えております。
どうか最後までゆったりとお聴きいただき、厳しいご批評を賜りますようお願い申し上げます。
末文になりましたが、ご協力いただきましたすべての方に心より御礼申し上げます。2008年10月28日石 川 利 光
平成19年度文化庁芸術祭参加
大阪市助成
第11回石川利光尺八リサイタル「風来疎竹」
2007年10月29日(月)
開場:18:30/開演:19:00
会場:ムラマツ リサイタルホール新大阪
Tel 06-6398-6988
http://www.muramatsuflute.com/hall.html
入場料:前売/3000円・当日/3500円
曲目
(1)愛澤伯友作曲「濤声」
(2)廣瀬量平作曲「渺」
(3)宮城道雄作曲「秋の調」
(4)尺八古典本曲「瀧落」
(5)石川勾当作曲「青柳」
助演
中村寿慶(大鼓) (1)
菊若啓州(箏・三絃) (3)、(5)
岡田由美子(ソプラノ) (3)
横山佳世子(箏) (5)
ごあいさつ(プログラムより)
本日はお忙しい中「石川利光尺八リサイタル〜風来疎竹〜」に御来場下さいましてありがとうございました。
"今年はいつやるんですか"というありがたい声に背中を押され、2001年からは毎年リサイタルを開かせていただいておりますが、皆様の温かいお力添えのおかげと感謝に堪えません。今回も私が好きな曲、あたためてきた曲をプログラミングしました。いずれも「水」や「風」「草木」といった自然を題材に、自然美、人間美を謳った作品です。どうか最後までゆったりとお聴きいただき、厳しいご批評を賜りますようお願い申し上げます。
末文になりましたが、賛助出演の皆様、ご協力いただきましたすべての方に心より御礼申し上げます。
2007年10月29日
石 川 利 光
平成18年度芸術文化振興基金助成事業
第十回 石川利光尺八リサイタル
「虚心」
2006年11月8日(水)
開場:18:30/開演:19:00
会場:兵庫県立芸術文化センター 小ホール
Tel 0798-68-0223
http://www.gcenter-hyogo.jp
入場料:前売/2500円・当日/3000円
学生/1500円(前売のみ)
曲目
尺八古典本曲/鶴之巣籠賛助出演(出演順)
松村禎三/詩曲二番
作者不詳/尾上の松
船川利夫/複協奏曲
「尾上の松」
[三絃]藤井泰和、[箏]池上眞吾
「複協奏曲」
[箏独奏] 中川佳代子
[尺八] T米村鈴笙、松本浩和、安田知博、岡本由美子 U岡田道明、松本太郎、小濱明人、岩本みち子
[箏]T横山佳世子 U茨木寛子、嘉数佐千子 VA戸波有香子、桜井聖子 VB伊藤美奈子、大町あかね
[十七弦箏] 中 眞希子、菊茂帆比路子
[打楽器] 東枝達郎、中西京子
ごあいさつ(プログラムより)
本日はお忙しい中「石川利光尺八リサイタル〜虚心〜」に御来場下さいましてありがとうございました。
1993年、それまで勤めていた仕事を辞し、無謀を省みず開いた第1回リサイタル「一管懸命」が私の尺八演奏家としてのスタートでした。気がつくと早13年の月日が流れ、本日のリサイタルで10回を数えることとなりました。見た目は充分すぎるほど齢を重ねた感がありますが、中身がどれだけ成長できたかは自分自身甚だ疑問です。そこで、この10回という節目の回にもう一度原点に立ち返りたいと思い、第1回でも取り上げた『複協奏曲』を再演することにいたしました。箏のソリストには筝曲界のこれからを担う演奏家の一人である中川佳代子さん、箏と打楽器のバックには関西で活躍中の優秀な演奏家の方々にお集まりいただきました。尺八は大切な仲間と門人6名です。また、第1回に助演いただいた藤井泰和さん、NHK邦楽技能者育成会で同期だった池上眞吾さんと男性三人での『尾上の松』をお聴きいただきます。独奏曲の2曲は私がとりわけ好きな曲を選曲しました。 13年の月日に思いを馳せ、生かされてきたことに感謝し“虚心”に吹定いたします。どうか最後までゆったりとお聴きいただき、厳しいご批評を賜りますようお願い申し上げます。
末文になりましたが、賛助出演の皆様、ご来場の皆様、ご協力いただきましたすべての方に感謝いたします。
2006年11月8日
石 川 利 光
財団法人 青山財団助成公演(青山音楽賞バロックザール賞受賞)
第九回 石川利光尺八リサイタル
「渾身」
2005年10月23日(日)
開場:午後2時/開演:午後2時半
会場:青山音楽記念館・バロックザール
入場料:一般/3000円・学生/2000円(全席自由)
曲目
尺八古典本曲/鶴の巣籠
廣瀬量平/アキ〜二つの尺八のための〜
東枝達郎/タマフリ〈新作初演〉
牧野由多可/酒
賛助出演
石川憲弘(二十絃筝)小浜明人(尺八)
平成16年度文化庁芸術祭参加(文化庁芸術祭新人賞受賞)
大阪市助成
第八回 石川利光尺八リサイタル
「突破」
曲目/Program尺八古典本曲
「産安」
武満 徹 作曲
「エクリプス《蝕》」
川崎絵都夫 作曲・委嘱初演
「飛天 〜尺八独奏のための〜」
西村 朗 作曲
「赤光」
助演/Guest (出演順)
岩佐鶴丈(薩摩琵琶)
石川憲弘(二十絃箏)
ごあいさつ (プログラムより)
本日はお忙しい中「石川利光尺八リサイタル〜突破〜」に御来場下さいましてありがとうございました。
私は数ヶ月前のホームページの随筆に
『私のこれからの人生で最も伝えていきたいことは「尺八はすごい音がするとんでもない楽器だ」ということである。
最近は妙にソフィスティケイトされた部分がクローズアップされ、そういう音や演奏が尺八の進化した姿だと見られている。
世間の注目を集めるという点では歓迎すべき事であるが、それは尺八のごく一面である。
尺八はその細い筒の中に宇宙がひそんでいるといっても過言ではないくらい凄まじいエネルギーを包含し、様々な貌を持っている楽器なのである。
私は尺八の持つ様々な貌のなかでもとりわけ凄味、魔性というものを世間へ、そして次代へ伝えたいと希っている。』と書きました。
この想いは日々を重ねるにつれ一際強くなっております。 本日は現状を“突破”しようとする自分自身を舞台上でさらけ出す覚悟です。
どうか最後までゆったりとお聴きいただき、厳しいご批評を賜りますようお願い申し上げます。
末文になりましたが、賛助出演の皆様、作曲の川崎様を始め、ご協力いただきましたすべての方に感謝いたします。2004年月27日
石 川 利 光
平成15年度文化庁芸術祭参加/関西元気文化圏参加事業
大阪市助成
第七回 石川利光尺八リサイタル
「去来」
2003年10月27日(月)
open 18:30 start 19:00
曲目(尺八古典本曲)雲井獅子
山谷
一二三鉢返調
山越
鶴之巣籠
心月
産安
助演(語り)
南 勝
リサイタルによせて (チラシより)
現在、私の吹奏する曲目は尺八古典本曲が主体となっています。この理由は、数々の有名無名の先達が吹き続け、伝承されきた古典本曲が機能美、構成美に優れ、吹けば吹くほどその厳しさ、敬虔さに私自身が魅入られるからに他なりません。もともとは修行のために吹かれたそれらの曲を舞台上で音楽として演奏するためには、更なる模索と覚悟が必要です。今回は様式や伝承の違う七つの曲に対し、七本の尺八で取り組むことにしました。それぞれの曲が辿ってきた歴程に思いを馳せ、湧き出ずる想念を竹管に託したいと考えております。皆様のご来場をお待ちしております。石川利光
ごあいさつ 〈プログラムより)
本日はお忙しい中「石川利光尺八リサイタル〜去来〜」に御来場下さいましてありがとうございました。
今回は私にとって念願の全曲古典本曲のプログラムです。私が古典本曲に傾倒するきっかけとなったのは現在の師である横山勝也の生の演奏を聴いたことからです。それまでも耳にし、また自らも吹いてきた本曲は何だったのか、と思えるほどそれは衝撃的なものでした。その、生命力に溢れ、人の心をつかんで離さない強い音楽に少しでも近づきたいと横山師の門を叩いてから十五年が過ぎました。
「去来」とは、行きつ戻りつすることを意味し、まさに私の日々の修行の様子を言い表しているようですが、また一方には“過去と未来”という意味もあります。私自身が癒され、勇気づけられてきた尺八本曲を未来へと吹き続ける決意を含め、このタイトルをつけました。
本日はすべての曲を違う尺八で吹くことと、『徒然草』の語りを曲間に入れることを試みました。語りと尺八でどのような舞台が出来上がるのか、私自身とても楽しみにしています。
どうか最後までゆったりとお聴きいただき、厳しいご批評を賜りますようお願い申し上げます。
末文になりましたが、賛助出演の南 勝さんを始め、ご協力いただきましたすべての方に感謝いたします。2003年10月27日石 川 利 光
■会場 :
Place
ワッハ上方
大阪府立上方演芸資料館
<〒542-0075 大阪市中央区難波千日前12-7(YES・NAMBAビル) 06-6631-0884>
■料金 :
Charge
前売予約:2,500円 当日:3,000円
Advance&Reservation:\2500 At the door:\3000曲目/Program助演/Guest (出演順)
小原清耿(三絃)
Ohara Seikou-Shamisen
西 陽子(箏)
Nishi Yoko-Koto
中川佳代子(十七絃箏)
Nakagawa Kayoko-17gen Koto
三宅礼子(箏)
Miyake Reiko-Koto小浜明人(尺八)
Obama Akihito-Shakuhachi松本太郎(尺八)
Matsumoto Taro-Shakuhachi
リサイタルによせて (チラシより)
尺八はいまやたいへんに国際的な楽器となり、アメリカやオーストラリアでは毎年のように国際尺八フェスティバルが開催されています。国境を超え、言葉の壁を超え広まった大きな理由として、尺八が”人間の心の在り様を表現するのに非常に優れた楽器である”というところにあるのではないか、と私は考えます。
今回のリサイタルは、私が長年あたためてきた名曲の数々と、知人の作曲家神坂真理子さんの新作、という意欲的なプログラムになりました。また、助演には各方面で活躍する優秀な箏、三絃奏者に加え、私の門人でプロとして活動している松本太郎、小浜明人が出演します。二人のフレッシュな演奏にもご期待下さい。私の現在の心の在り様をどのように「咆哮」することができるか、私自身とても楽しみです。皆様のご来聴を心よりお待ちしております 。Shakuhachi, today become a popular instrument among many countries, that international shakuhachi festival is held every year in the countries such as U.S.A and Australia. The reason for the popularity in spite of the border of language, is quite simple. I believe that shakuhachi is an excellent instrument to express the state of one's mind. Today's program consists of the classic masterpieces I have been keeping many years in my mind, and the new piece composed by my friend, Mariko Kamisaka. I feel like I finally had my will. Besides excellent Koto and shamisen players, I have two disciples of my own, Matsumoto Taro and Obama Akihito, as my supporting players. I hope you to enjoy the fresh sound of these young players as well. I am looking forward to see myself; how I can speak out the present state of my mind, in this recital. I sincerely wish that I can share good music with you.
Ishikawa Toshimitsuごあいさつ 〈プログラムより)
本日は師走のお忙しい中「石川利光尺八リサイタル〜咆哮〜」に御来場下さいましてありがとうございました。
私のリサイタルも早6回目を数えることとなりました。これも毎回いろいろな形で支えてくださる多くの方々のおかげと心より感謝しております。
長い不況を反映してか、世の中にはいわゆる“癒しの音楽”が多く存在します。私は尺八という楽器、および尺八の奏でる音楽にも人を癒す強い力があると感じています。なかでもとりわけ私が志向する尺八古典本曲は、その性格上、はなやかな部分はありませんが、長い歳月をかけて磨かれ、時々の人の心を慰め、また勇気づけてきた“癒しの音楽”であると確信しております。
私はこれからも尺八古典本曲を中心に活動を続けて参りますが、本日は私がこれまでに出会った、私にとっての“癒しの音楽”“喜びの音楽”の数々をプログラムしました。
最後までゆったりとお聴きいただき、厳しいご批評を賜りますようお願い申し上げます。
2002年12月14日
石 川 利 光
2001年1月8日(月・祝) 13:30開場 14:00開演
■会場 :
ザ・フェニックス・ホール
<〒530-0047 大阪市北区西天満4-15-10 06-6363-7999>
梅田新道・東南角 同和火災フェニックスタワー内
■料金 :
前売予約:2,500円 当日:3,000円
曲目/Program尺八古典本曲
「息観」「古伝巣籠」
Sokkan, Koden Sugomori
横山勝也作曲
「惜春」
Sekishun
福田蘭童作曲
「月草の夢」「月光弄笛」
Tsukikusa no yume, Gekkou Routeki
「夕暮幻想曲」
Yugure Gensou Kyoku
石川勾当作曲
「八重衣」
Yaegoromo
助演/Guest (出演順)
西 陽子(箏)
細見由枝(箏)
小原清耿(三絃)
徳野礼子(箏)リサイタルによせて
ありがたいことに私のリサイタルも第5回を数えることになりました。10年前、高槻の小さなホールで行った「三十にして立つ!」というタイトルの会が私のソロ活動の原点でした。その時、10年後には今回のタイトルの会を開こうと心に決めていましたが、こんなにも早くその日を迎えようとは夢にも思いませんでした。様々な縁(えにし)で巡り会った多くの先生方、友人、門人、そしてご支援下さる方々に、石川利光ならではの「不惑」の音をお届けしたいと考えております。
今回も自分の好きな曲、思い入れの深い曲をプログラムし、私が絶大なる信頼をよせる優秀な奏者に助演をお願いすることができました。私の音にどのような彩りを加えていただけるのか、とても楽しみです。
2001年成人の日、ザ・フェニックス・ホールにてお待ちしております。
It was ten years ago when I gave my first solo recital "Get up at the age of thirty", in a small hall in Takatsuki, Osaka. At that time, I determined to present the recital entitled "Fu-waku (No delusion)", ten years after my debut. Now I am surprised by that the time really flies like an arrow, and the day of my 5th recital "Fu-waku" is very near.
In this recital, I am very lucky to have the supreme guest musicians whom I trust. I am looking forward to see how they color and enrich the memorable pieces that I love. I would like to present the sound with no delusion for the other Japanese music masters, firends, disciples and all the people who kindly support my music career.
I see you in the 8th of January, 2001, in THE PHOENIX HALL.Ishikawa Toshimitsu
ごあいさつ (プログラムより)本日は新年のお忙しい中「石川利光尺八リサイタル〜不惑〜」に御来場下さいましてありがとうございました。
私が尺八を手にしたのは18歳の時、ふとしたきっかけからでした。それ以来、自分の才能の無さに幾度となく挫折しかけましたが、無我夢中で吹いているうちにそれが仕事となり、"不惑"の年を迎えることができました。自分の好きな道を職業として生きることはこの上ない喜びであり、竹縁で巡り会った多くの方々に支えられ現在の自分があることを思うと、感謝の気持ちでいっぱいです。
私は専門家を志した時から、自分が尺八を吹くことによって世界平和に貢献したいと考えるようになりました。まだまだ私にはその力はありませんが、尺八という楽器と私が目指す音楽にはそれだけの可能性があると信じています。私はこれからも世界平和を希い、私自身の「不惑」の音を求め吹き続けて参ります。
最後までゆったりとお聴きいただき、厳しいご批評を賜りますようお願い申し上げます。
2001年1月8日
石 川 利 光
第四回 石川利光 尺八リサイタル
ISHIKAWA TOSHIMITSU "SHAKUHACHI" HYPER BATTLE 2
1999年3月21日(日)13:30開場 14:00開演
■会場 :守口文化センター・エナジーホール
<〒570-0038 大阪府守口市河原町5番地 Tel.06-6992-1276>
■料金 :前売:2,500円、当日:3,000円
■協賛 :大阪府・(財)大阪府文化振興財団曲目
虚空 (尺八古典本曲)
俳曲 (ジョン・海山・ネプチューン<ホームページ>作曲)
阿吽十文字 (藤井凡大作曲)
詩曲一番 (松村禎三作曲)
明暗対山流鹿之遠音 (尺八古典本曲)
末の契 (松浦検校作曲)助演
中西京子(打楽器)
上島千佳(フルート)
池上眞吾(箏)
志村禅保(尺八)
小原清耿(三絃)
石川利光リサイタルによせて
(社)東洋音楽学会会長 久保田敏子 →「邦楽と舞踊」誌掲載のレビューはこちら第4回リサイタルおめでとうございます。
石川氏の演奏を初めて拝聴したのは、もうずいぶん前だったと思います。以来、たくさんの曲を聴かせていただきましたが、聴くごとに、どんどんその不思議な魅力に惹きつけられていきました。
最初のうちはお目にかかっても、いつも哲学者のような顔つきで、あまりおしゃべりもされませんでしたので、きっと気むずかしい方に違いない、と思っていました。ある時、私が些か風邪気味の声でアナウンスの仕事をしていたとき、側に近づいてきて、たった一言「これ・・・」と言って大きな袋に入ったままの「のど飴」をポンと置いてくれた人がいました。振り向くと、石川氏が「ニヤッ」と笑って立ち去って行きました。氏の意外な側面を知って、ハートがキューンとなるほど感激したことを今でも思い出します。
石川氏の音色には透明感があり、その演奏解釈には知的なセンスが溢れています。尺八が本来持っている精神世界を実に見事に捉えていて、時には燃え立つように激しく、また時には官能的なまでに甘く囁きかけて、不思議な音の世界を作り上げています。
石川氏は大阪府芸術劇場奨励新人としての推薦を受けておられますが、今回はその総仕上げの演奏会ということで、いわば成績優秀な奨学生の卒業試験にあたります。ご本人の言葉を借りますと「古典回帰の色合いが強く、落ち着いた選曲になっている」そうです。
すでにリサイタルも回を重ね、演奏活動も積極的になさっておられますが、今日の日を契機に、さらなるご活躍とご発展を心からお祈りいたします。ごあいさつ
本日はお忙しい中"SHAKUHACHI HYPER BATTLE 2"にご来場くださいましてありがとうございました。
斯界の権威、久保田先生に”簡単で結構ですから何か一言”とお願いしたところ、上記のような過分なお言葉を頂戴してしまいました。特に尺八に関する箇所は「これ、誰のこと?」と思わず隣の人に尋ねたくなるほどの過大評価ですが、これは”将来こうなって欲しい”との期待を込めて書いていただいたと受け止め、今後も精進を重ねて参る所存です。
私も尺八を手にして早20年が過ぎました。まだまだ成人と呼ぶにはほど遠い、頼りない演奏ですが、尺八という人生を共にする楽器との出会いに感謝し、御支援下さる多くの方々との出会いに感謝し、本日は演奏させていただきます。
最後までゆったりとお聴きいただき、厳しい御批評を賜りますようお願い申し上げます。
大阪文化祭参加
大阪府芸術劇場
第三回 石川利光 尺八リサイタル
ISHIKAWA TOSHIMITSU "SHAKUHACHI" HYPER BATTLE
1997年11月21日(金)18:30開場 19:00開演
■会場 :クレオ大阪西
■協賛 :大阪府・(財)大阪府文化振興財団曲目
産安 (尺八古典本曲)
莞(←本当は竹かんむり)絃秘抄 (肥後一郎 作曲)
秋の曲 (三木 稔<ホームページ>作曲)
真美夜 (沢井比河流 作曲)
双魚譜 〜尺八と二十絃のための四つの寓話抄〜 (吉松隆作曲)
助演
西陽子(箏)
竹澤悦子(十七絃箏)
横山裕子(二十絃箏)
石川憲弘(二十絃箏)
ごあいさつ
尺八の世界で私たちの下の世代が極端に少ないため、いつまでも”若手”と甘やかされていますが、私も今年36歳。先達が同じ年頃に残した足跡とくらべると、自分のそれはなんと小さくておぼろげかと嘆息することしきりです。しかし、幸運にも多くの方々に支えられて本日このような場をもたせていただくことができ、感謝の気持ちと同時に責任の重さを実感しています。これからも自分なりのスタンスで一段ずつステップアップしていきたいと考えておりますので御支援のほどよろしくお願い申し上げます。
今回のプログラムは”箏との出会い”がテーマです。それぞれに活躍の場を広げている4人の箏奏者をゲストに迎え、ステージというリングでどのようなbattleを繰り広げることができるか、私自身ゴングが鳴る前から興奮しております。
どうか最後までゆったりとお聞きいただき、厳しい審判、ご批評を賜りますよう、お願い申し上げます。 (石川利光)
第二回石川利光尺八リサイタル
「尺八浪漫」
1996年3月15日(金)6:30開場/7:00開演
場所:茨木市クリエイトセンター・センターホール
曲目:
松巌軒鈴慕 (古典本曲)
月光幻想曲 (筑紫歌都子 作曲)
春吹 (横山勝也 作曲)
春麗、旅人の歌、麦笛の頃 (福田蘭童 作曲)
わだつみのいろこの宮 (福田蘭童 作曲、糀場富美子 編曲)賛助出演:
横山勝也(尺八)
米村鈴笙(尺八)
石黒識絵(箏)
片井悦子(ピアノ)
大野育子(語り)
ごあいさつ:今回は「尺八浪漫」というタイトルからもおわかりいただけるように、”尺八におけるロマンティシズム”をテーマとしています。
”尺八”といえばまず”虚無僧”を連想される方も多いように、宗教的な強い精神性が特徴としてイメージされますが、その単純な構造の、いわばデメリットとも思える部分を巧みに利用し、工夫を重ねた先人たちの叡智によって、独特のロマンティックな表現方法も可能になりました。
本日は私が方向性を定め、ライフワークとして取り組んでいく曲ばかりを集めてプログラムを組ませていただきました。ゆったりとお聴きいただき、厳しいご批評を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、現在の尺八界の最高峰である横山勝也先生をはじめ、快くご出演を引き受けてくださいました先生方、田嶋直士先生、そして本日までお力添えをいただきました皆様に心より御礼申し上げます。 (石川利光)
第一回石川利光尺八リサイタル
「一管懸命」
1993年7月11日(日)1:00PM開場/1:30開演
場所:エルシアター(大阪府立労働センター)曲目:
音取り〜鹿の遠音〜吹き止め (琴古流本曲、田嶋直士 編)
闌曲弐 (肥後一郎 作曲)
残月 (峰崎勾当 作曲)
複協奏曲 (船川利夫 作曲)賛助出演:
田嶋直士、藤井泰和、石川憲弘、永廣孝山、関崎晃山、藤田天山、永廣夕真、米村鈴笙、岡田道明、志村 哲、北村徳清、横山裕子、仲山暢香、茨木寛子、福田牧子、町田和世、山口智子、中真希子、岡田文代、苅野けい子、伊藤美奈子、西小路美也子、中嶋達郎、中西京子
ごあいさつ:早いもので私が尺八を手にしてから14年、田嶋直士先生の門をたたいてから12年経ちました。もともと飽きっぽい性格で、あまり熱心な方ではありませんでしたが、懇切丁寧にご指導いただきました先生方や、共に合奏などを勉強してきた友人たちのお陰をもちまして、本日を迎えることができました。
本日のタイトルの「一管懸命」とは、皆様すでにおわかりのように”一生懸命、一所懸命”をもじったものですが、私は時として、自分自身の尺八に対する取り組みの甘さ、底の浅さに嫌悪感を覚えることがあります。自分が一生を懸けて打ち込めるものを見出せた喜び、そしてそれをできる状況にあることを感謝し、精一杯取り組まなければならないのに、いつも中途半端で終わってしまう自分を叱咤激励する意味でこのタイトルをつけさせていただきました。本日は一つの区切りであると同時に出発点でもあります。今日の気持ちを忘れず「一管懸命」に精進して参りますので、今後共御指導、御支援下さいますようよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、快く助演を引き受けて下さいました先生方、準備段階より本日までお手伝いいただきましたすべての方々に心より御礼申し上げます。 (石川利光)
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