東京ワークショップ終了

東京で4日に渡って開催した、ハヴァシュ先生のアプローチによるワークショップと個人レッスンが終了しました。

たくさんの熱心な受講生が集まってくださり、とても濃い、充実した学びの時間となりました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

「弓は踊る」「弦は響く」翻訳記念「指導者向けセミナー」では、ヴァイオリン・ヴィオラの先生方に、お伝えしたいことが多すぎて、特に初めてお出でになった方には消化不良を起こさせてしまったのではと反省しきりです。あれでも実は、作成した原稿の60%しかできませんでした(泣)。4時間ぐらいはほしかった・・。

質疑応答も、さすが先生方で、深く切実な質問もたくさん出ました。

時間内で十分にお答えできなかったものもありました。

しかし、イギリスのハヴァシュ先生にメールでワークショップ報告等のやりとりをする中で、私も改めて教わったことがあり、とても勉強になりました。いずれメルマガで書きます。

参加者のご感想で、午前午後にわたってじっくりやってほしいとおっしゃった方もありました。今回は会場の都合で2時間となりましたが、次回は検討したいと思います。

実際、オランダのジュリアン先生は朝10時から、お昼休憩などをはさんで夕方5時までされていますびっくり(必要なのはわかるけど、私には体力的にきついショボーン

また、12回レッスンやワークショップにほぼ毎回、名古屋からご参加くださっている宮波先生からは、「一人でやっていると忘れていたこともたくさんあるし、質問も出てくるので、半年か一年に一度は開催してほしい」とのお言葉もいただき、東京でも続けていかねばなあと思いました。

なぜならば、おっしゃる通り、このニューアプローチには「これができたから卒業」というものがないからです。すべての要素が有機的につながっていて、つまり、どこか一点が力めば連鎖的につながっていき、それを予防するにはどう考えたらよいのかということは、繰り返し自分で自分を教えていかなければなりません。これは、生きてヴァイオリンを弾く限り続くものです。

ハヴァシュ先生のお言葉を借りると、「昨日生きたから、今日は生きなくて良い」ということにならないのと同じなのです。

「あ、そうだった!」の連続により、力みを予防しながら向上していくものだなと私も実感しています。

ハヴァシュ先生本人ですら、「私も演奏会を今しなければならなかったら、羽ばたき、ポトンペラン、リズミックパルスをやる」とおっしゃっています。

一般向けのワークショップは、全員が初めていらっしゃる方々でした。

私のほうでも、少し雰囲気を変えて、ゆったりとした構成に変えました。

皆さんもよく理解され、笑顔で楽しそうにワークしてくださりました。

オブザーブしていた世話役によると、最後の合奏での皆さんの音が響いてすばらしくなっていてびっくりしたと言っていました。ご本人たちに自覚がない場合が多いですが、これはいつも起こります。

↑毎回、都心に素晴らしいレッスンルームをお持ちの、アイゼナハ音楽院さんにお部屋をお借りしています。とても快適です。

↑スタッフによる、素敵なディスプレイ。ハヴァシュ先生近影写真も。

↑指導者セミナーで、「空飛ぶ弓」エクササイズ中

↑左手の「ギヴィングハンド」のデモンストレーション。

もう少し詳しい内容はメルマガで配信する予定です。

「なぜ、ブログではなく、メルマガ? ここに書いてくれればいいのに。」と思われる方もおられるかもしれません。しかし、それには私なりの理由があります。

このアプローチは多くの奏者を助ける一方、通りすがりの方が流し読みされた場合、誤解を生む要素もあり、それにより不快感を与えたり、場合によって人を傷つける恐れもあるからです。

ですので、本当の深い部分は、あくまでもご本人が「これを学びたい」というご意思で登録した場で語りたいと感じています。

もちろん、これからも必要としている方の目にとまるように、ブログでも発信していきます!

ご興味のある皆様は、ごめんどうですが、ぜひ、メルマガにご登録くださいね。

ちなみに、私のサーバから配信しているので、メアドが関連会社に回って広告メールがたくさん来るということはありません。