基礎だけ教えて5回目にして！

4月末頃から、「基礎を徹底的にやり直したい」と強い意志で入門された、大人女性Tさん。
アマチュアオケで弾いておられる中で、基礎ができていないとどうしようもないことを痛感されたそうです。

先日は5回目のレッスンで、これまでの内容は殆ど基礎のみです。
リズミックパルス、肩ビヨンビヨン運動、シュイシュワ運動（最近はブランブラン運動とも言う）、ポトンペラン体操から始まり、ハヴァス式の楽器と弓の持ち方、左手、右手のバランス、ハヴァス式基礎練習楽譜や、グロリア先生のRinging Strings2も前回より導入しました。
前回のレッスンでは肩当てが合っていなかったのを私が見立てたスポンジに変えました。

今日の段階で、左手右手のバランスの取り方が安定して来たのを感じたので、一気にポジション移動、サードポジション、第6ポジションまで進み、さらにスケールもやりました。

Gdur、3オクターブのスケールを弾き終わったとき、本人が一言：

「こんなにきれいに響いた音でスケールを弾いたのは初めてです！とても気持がいいです。」

そうです。そうなるようにレッスンしてきたので、わが意を得たりです！
しかし、ご本人が実感されたということが素晴らしい！
できているのに、実感していただけない方も多いので。
一度でも「できた！気持いい！」と思ったことは、人間何度でもそれを味わいたくなります。
だから自然にうまくなるスパイラルに入れるのです。

本当に、よかったです！！

急がば回れ、と言いますが、Tさんのように、本当に自分をリセットしてでも基礎をやり直そうと思える方は滅多におられません。
でも、基礎を盤石にすれば、その上にいくらでも好きな建物を建てることができるのだと思います。

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