左指は、開くことではなく閉じることに注意する
指が開かない、届かない、という悩みばかりが言われ、かつては私自身もそうでしたが、カトー・ハヴァシュ先生のレッスンで得たことを元に、自分の生徒に「弦は響く」で基礎を教えるようになって気が付きました。
すなわち、正しい手の使い方をはじめから会得すれば、開くことはさほどのことではなく、むしろ、閉じること、どのように半音の閉じる形を作るかということを教えるのに注意が必要ということです。
グーチョキパーの、「パー」の形ができて、親指が健康な人なら、数ヶ月正しい使い方を訓練すれば、どんな左手でも、正しい音程まで届かないということはありません。(超絶技巧などの例外曲除く)
しかし、これだけは、本人の手を触って、具体的な場合に即してお伝えしなければ、文章では無理なところです。
お会いして説明したら、とてもシンプルなことなのですが・・。
これが出来るようになると、曲の難しさが半減しますよ。
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