言葉のチカラをつける〜山田ズーニーさんワークショップに参加しました

今日、NHK文化センターで文章表現インストラクター山田ズーニーさんのワークショップに、中1の娘と参加してきました。

山田ズーニーさんのことは、書籍を読んで存じており、小論文指導という分野を深く突き詰めた方ならではの新鮮な視点がとても面白かったです。
そして、自分を徹底的に掘り下げたら、地下水のように人と通じ合える表現にたどり着けるのだという熱い思想が素晴らしい。
とてもスピリチュアルです。
スピリチュアリズムでいう、”類魂の法則”をご自身の経験と感動から理解されているのだと感じます。

その山田ズーニーさんが地元神戸で「想いが通じる!言葉のチカラをつける」と題したワークショップをされると知り、即参加を決めました。
そして、自分だけでは勿体ない、演劇という表現をしているけれど自分の想いを伝えるという点でまだまだ足りない娘も受講させたいと思い、一緒に申し込みました。

ワークショップは、とっても濃い4時間でした。
レクチャーで考え方を学び、インタビューワークで深く自分を掘り下げ、考えた後、最後に皆の前で”自己紹介”という表現をしました。
「ここで玉砕しても、こけても大丈夫!人に何と思われようが、自分の納得感をゴールに」「半歩でも普段以上の勇気を」という先生の言葉を胸に、心臓バクバクしながら発表しました。
そして、結果・・玉砕でした。

しかし、娘と受講出来たことが、本当によかった。
私の発表を聞いていた娘が後で意見を言ってくれたのです。
「最初は良かった」のに、「言いたいことが○なのか、△なのか迷走した」「このくらいで収めたなと思ったらまた話が戻った」などと、鋭い指摘。
娘の批判精神が痛快で、もやもや感が爽快感に変わった瞬間です。
わかるでしょうか、この感覚?
子どものいる人なら分かりますよね。
それに、「お母さんの若い頃の知らなかったエピソードが聞けてよかった」というような意味のことを言ってくれて、報われました。

私の表現における欠点、「絞れない」ことです。
ヴァイオリンでも師匠に言われることが多いですが、言葉の表現は訓練していない分、欠点がもろに出ましたね。

今、いつも使っていない筋肉(?)を使ったせいか、吐きそうなぐらいの疲労感。
そして、自分はどの程度、本気で言葉のチカラをつけたいと思っているのか、自問自答が始まっています。
でも、ここでやめてはダメですね。先生もおっしゃってたけれど、次にはもっといい表現ができるように、努力を続けたいです。

講座に一緒に参加されていた方々との別れが名残惜しかった。
皆さんの自己紹介が、すっごく面白かったです。
初対面ながら、その人が生きる上で切実に求めているものは何なのか、そしてそれは何故なのかが、きちんと表現出来ていたことが素晴らしいと思いました。
こういう話を聞くのは大好きです。このレベルの話ができるまで、通常なら何回会い、何時間しゃべらなければいけないことか!
そのような力を4時間で引き出された、山田ズーニー先生に心から敬意を表します。

ちなみに、娘の感想です。
まず、全く疲れていません(笑)。曰く、演劇のレッスンを受けていて皆の前でしゃべったりするのは慣れている、と。頼もしいですね。
ただ、自己紹介のできについては、「・・・いやあ、言いたくない。まだまだやな、私は。」と言っていました。
当然です。まだ中学生。
大学生のようなレベルのワークショップを受けて立ったことに賞賛です。

☆私が読んだ山田ズーニーさんの書籍です。お勧めします。

伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)/PHP研究所

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あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)/筑摩書房

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