「一直線に弓を動かす」という考えが震えのもと

「あがりを克服する」の中で、ハヴァシュ先生は弓が震える原因と対処法を解説されています。

その一つに、「ダウンボートアップボーの動きが、単純な一直線だという考え方」

その対処法「弓の『そり』を考慮に入れたボーイング」とあります。

残念ながら、これだけ読んでも、なかなか意味がわかりませんよねえーん

私もハヴァシュ先生、グロリア先生(ハヴァシュ先生のアシスタント)から直接レッスン受けるまではわかってませんでした。

弓で弦をこするためには身体をどういう風に使えば良いのか、その答えがその後10ページに渡って解説してあります。

私のレッスンやワークショップを受講してくださった方なら、きっと良い復習になります。

身体の内からわきでて外へ向かうエネルギーとリズム=”リズミックパルス”を音に伝えるにはどうしたらいいのか。

このような根源的な視点で語られた教えを他に知りません。

改めて読み返しても非常に示唆に富んでいます。

しばらく在庫切れが続いていたので、まさか絶版になるのではと心配しましたが、再版されました。まだお読みになっていない方は、ぜひ。

ちなみに、本日は午後からは、この動きについてのセミナー「右手〜弓の震えからの脱却」を神戸で開催します。