ナンバ走りで一等賞!
昨日記事にした息子の運動会の徒競走の後日談です。
息子が、「お母さん、どうして僕が速く走れたかわかる?」というので聞いてみると、「スタートの時の姿勢を先生は”右足と左手を出す、もしくは左足と右足を出す”と教えられたけれど、僕は自分がやりやすいと思う通りに、右足と右手を出しておいてダッシュしたから」というのです。
何度も、学校で教わったダッシュと、自分のやりやすいダッシュの違いを実演してみせてくれました!
つまり、息子のやっているのは、日本人の江戸時代の体の使い方と言われている、ナンバの動きですね。
運動会の練習時期に一度その疑問を聞かされ、「お母さんはそれで(息子のやりやすい方)いいと思うよ~。そういうやり方を後で勉強して速くなった人もいるんだよ。」と言っていたので、本番で皆と違う方法をとる勇気を持ったのでしょう。
それが大成功して、息子の自信になったことは、本当によかったです!
ナンバのダッシュは、同じ方の手足を出しておいて、体ごと倒れそうになる勢いを利用してそのまま加速します。古武術の甲野善紀さんの本で読んだことがあります。
息子を見習って、ヴァイオリンでもナンバの動きを取り入れたいものです。