パールマンと入れ替わっちゃったら?

(公人レベルに著名でいらっしゃるので、パールマン先生は敬称略にて、失礼します。)

そんなことあり得ないのですが、パールマンと自分の体がもし入れ替わったとします。
そしたら、パールマンの肉体に入った自分と、自分の肉体に入ったパールマン、どっちがヴァイオリン上手だと思いますか?

おそらく、私同様、多くの人が、「自分に入ったパールマンの方が上手い」、と思うのでは?

もっと想像すると、最初は人の肉体の使い勝手に戸惑って、全然弾けないかもしれないし、元々の自分が知ってる曲なら「パールマンの肉体に入った自分」の方が上手いかもしれません。でも、これをリハビリして、数ヶ月も経った後にどうなるかというと・・・元の実力差になるのではないでしょうか。

こういう想像してると、ヴァイオリンが上達するために何が大事かのヒントがあるように思います。

ハヴァシュ式ニューアプローチは、まさに、指先という結果ではなく、それを弾くことができる原因の方を訓練しなさいと言っているのです。