ファーストサーバの障害がニュースに
先日より記事に書いていた、レンタルサーバの障害は、やはり尋常ではないことのようで、ニュースになっていました。
リンク: レンタルサーバーで「大規模障害」 重要データが消失、企業に衝撃走る – 速報:@niftyニュース
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サーバーを初期化して、しかもバックアップもダメになっている模様です。
つまり、契約している企業などは顧客データや、物販サイトのすべてのコンテンツも消えてしまったということで、これは大変な被害でしょう。
私のHPなどはそれに比べるとたいした規模でもなく、PCにバックアップがあったので、それを元に半日で復旧し、今は正常に運営できています。
しかし、多くのサイトは未だに立ち直れず「仮運営」やテキストだけのページになっているそうです。
原因はファーストサーバ社、自社の管理プログラムのバグとのこと。
サーバーとの契約書には、だいたいどこのサーバーでも、「万一、サーバー上のデータが消失しても、使えなかった日数のレンタル代以上は免責」というような一文があります。
ですので、おそらく法的には問題がないのでしょうが、道義的には問題も残ることでしょう。
かなり信頼できるサーバーだっただけに、驚いています。
一体どのような原因で、バックアップまでもが消失したのでしょうか。
今はともかくも、復旧に全力を注いでいるのでしょうが、のちの対応や説明に注目したいです。
しかし、私が思うのには、機械を過信してはいけませんね。
今は大切な写真までもがデータの時代。
物もはかないけど、データってもっと危ういものだなと今回わかりました。
物だと、自分のスペースに入るだけしか持てないし、壊れたら捨てるしかない。
溢れてきたら生活できないから、否が応でも整理整頓する。
でも、データって、欲望がどんどん膨らむように、どんどんエスカレートしますよね。
バックアップを真面目にやればやるほど、データの量は膨らんでゆき、時代はそれに追いつこうと、ハードディスクの容量は青天井に膨らんでいく。
そんなにデータを溜め込んで、どうやって整理するのか、必要なときに引き出せるのか?
またそれを引き出すためのソフトを、誰かが徹夜して働いて開発するのか?
その多くの労力に支払う賃金はどこから来るのか?
なんだか空しさを感じます。
もっと血の通ったものを大切にしていかなければいけないよ、というメッセージのように感じました。