レッスンを休む時の言い方★ダメ出し
娘が個人の先生にお茶を習っています。
ある時、娘の事情でその月の2回のレッスンに都合がつかなくなり、本人から先生へ電話させたところ、次のように言っていました。
「先生、今月のレッスン、○○で行けなくなったので、○日と○日にレッスンを変更してもらえませんか。」
電話を切ってから、もちろんダメ出ししました。
あらかじめ先生の時間をとっていただいたレッスンをこちらの都合で休むのだから、まず謝ること。
そして、それを振り替えていただけるかどうかは、あくまでも先生側の特別な配慮であるので、こちらからそれを求めることは厚かましいことである。
したがって、次のように言わなくてはいけない。
「先生、今日○○で行けなくなりました。申し訳ありません。どうすればよろしいでしょうか。」
ですよね。
こういう言葉の使い方、親から教わっていない子どもが多いようです。
私の生徒でも気になり、注意することがあります。
例えば、お月謝を忘れたとき。
このように言う子(たまに大人も・・・)がいます。
「先生、すみませんお月謝忘れました。今度でもいいですか。」
さて、これのどこがいけないでしょうか
お月謝を支払う約束の日に持ってこなかったのは、自分側の落ち度ですよね。
そして、「今度でもいい」というのは、あくまでも先生側の配慮ですよね。
それを、落ち度のある方が「今度でいいですか」というのは、おかしいです。
では、どう言えばいいでしょうか。
このように、言いましょう
「先生、すみませんが、お月謝を忘れてしまいました。この後すぐにお持ちしますが、先生のご都合はいかがでしょうか。」
すぐに持ってくることが不可能なら、
「今日(明日)にでも、お振込みさせていただきます」
など、ヴァリエーションしてくださいね。
これに対して、もし先生が寛大にも、
「いいですよ、次回で」 と言って下さったなら、
「申し訳ありません。ではお言葉に甘えてそうさせていただきます。」
と言うのは、構わないと思います。
その代わり、次回、決して忘れないでくださいね。
ただ、私の場合、そのレッスン料をいただけなかったら、その日のオカズが買えなかったり、新聞代が払えなかったりすることがよくあるので、「次でいいですよ」って言わないかも・・・
注意していても、うっかり忘れたり失敗したりはすることは誰しもあるけれど、筋道を間違えた物言いをすることは、失礼なことですね。
子どもにはいつも、こういうことを口やかましく教えています。
それも個人の先生にお習いしているおかげで、とてもいい勉強をさせていただいています。
そうはいっても、親の見えないところで、数々の失礼をしていると思います・・・。
先生、いつもありがとうございます。