ヴァイオリンは大人から始めてもダメなのか?
結論から言って、そのようなことはありません。
そのことを裏付ける、生き証人は何人もいます。
17歳、18歳、23歳でヴァイオリンを初めてプロになった人の名前をあげることもできますし、私自身も23歳でスタートしました。
ましてやアマチュアなら、大人から始めても、プロとみまがうぐらい上手に弾ける人はいくらでもいます。
大切なのはいかに学ぶかです。
例えば6歳からやって来た人が音大を受験するまで12年あります。
そのぐらいの年月を計画的に大人が費やせば、子ども以上の成果を上げられる可能性は充分にあります。
一方、子どもは親がサポートし、励まし、プロデュースしてあげますが、その役割を、自分で自分にするという意識も必要です。
例えば、練習時間を管理したり、先生を選んだり、発表の機会を作るなどを、根気よく、自分の気分次第にならずに、計画するという意識は大切です。
また、大人の手ほどきに熟練した先生を選べば、その役割を先生が担ってくれるかもしれません。
「大人だからできない」ということではないのです。
この記事を読んだあなたが、大人だけれどヴァイオリンをやってみたいと思っているならば、今すぐに先生選びから初められてはいかがでしょうか。
ちなみに、楽器より、まず先生です。
この順序を間違えないようにしましょう。
ヴァイオリンの場合は、先生の紹介で楽器店に行く方が有利であるばかりか、弾けない人が飛び込みで行くのは大変危険でもあります。
〈つづく・・〉
(写真は大人から始めた私の生徒が、初めてラの音を自分で弾いたときのレッスンより♪ 美しい音色に感動する瞬間です。)