ヴァイオリン教師としての鍛錬

最近、ものすごい上達を見せている生徒がいます。

それは、わが娘です。

「えーーーっ?!」という声が聞こえそうです。

そう、娘はここしばらく練習もせず、レッスンを受けてもいなかったのですが、ひょんなことから、ヴァイオリンを人前で、しかも必ずちゃんと弾かなければならないということになったのです。時間もありません。

私としては親の責任上、夜な夜な娘のレッスンをする羽目になり、どうなることかと思っていたのですが、ここにきて信じられないぐらいの上達を見せました。

わが娘ながら、そのガッツは天晴れです。

楽観性から来る妙な(?)自信には私も学ぶべきものを感じました。それは彼女が演劇のレッスンで培った舞台度胸や、プロ意識から来るものかもしれません。

教える私のほうも、今までのていねいな教え方から一皮向けて、結果重視の、厳しいレッスンというものがわかった気がいたします。

あまり大きな声では言えませんが、新しいヴァイオリン教本1巻レベルの娘に、10分でチューニングをマスターさせたり、1時間でヴィブラートができるようにしたり・・・生徒には試したことがなかったことに挑戦し、成功しました。

大変でしたが、何事も経験してみるものですね。

あと少し、娘とのヴァイオリンレッスンは続きます(予定)。

もしも、生徒が私のレッスンが変わったと感じたとしたら、この経験のおかげ(?)かもしれません。