ヴィブラート!〜私もかつては出来ませんでした

なぬ?この手をどうやって揺らすというの?っていう感覚。
初心者の頃の自分のできなさをリアルに覚えています。

持ちながら揺らす?上げながら下げる??握りながら離す?という状態。
そりゃできませんよね。

私の場合、答えは、”握らず、ぶら下がる”、にありました。

ヴァイオリンを壁や譜面台に乗せて支えた状態で、左指をアーチ状に保ったまま、傘の柄を掛けるように指板にひっかけます。
親指と4つの指で楽器を挟んだり、腕を楽器の位置まで上げるという積極的な動作は一切せず、ぶら下がるという感じにします。

その状態で、ぐりぐりする感じに腕全体を動かせば、ほら!ヴィブラートできませんか?

指は、何かするのではなく、「保持する」という感じです。つかみに行くのではなく、ただ、腕の重さを支えても指板から落ちない分だけの力を保ちます。
腕は決して上げず、”ぶら下がる”です。
手首も受け身です。
あくまでも、ぶら下がった腕を子どもが足をぶらんぶらんするように楽しく揺らします。

慣れれば壁や譜面台なしでも楽器にぶら下がれるようになります。

お試しくださいね。
もし、うまくいかれた方おられましたら、コメントくだると嬉しいです。