初心者でも指板のシールは貼りません
公開済みのブログレッスン記事へ、追記をしました。
先生へのアドヴァイスとして、「初心者の指板のシールは必要ないですよ」というお話です。
有料記事にて述べている、「指先で全音の幅をなでて測る」指導をする限り、その必要はありません。 元来、弾く時に指板を見てからそのとおりに動かそうとするのは、ヴァイオリンのように細かい調整やコントロールを行うには不十分です。 ですから、最初からシールに頼らず、共鳴を聞きたいという心の耳と指先の繊細な感覚を訓練しましょう。 私の経験では、このやり方で、子供から大人までどんな人でも、正しく1の指や3の指の音程を取れるようになります。
この件に鑑み、先日「弓は踊る」「弦は響く」の表紙の念願のヴァージョンアップをしました。
古い版では、指板にシールを張っている生徒が写っているのが、すごく気になっていたからです。
その生徒は、一人は、姉のお下がりのヴァイオリンを持って入門してきて、レッスン5回目ぐらいの、まだ左手のレッスンに入っていない時に写真を撮影したからです。
そしてもうひとりは、しばらく左手をレッスンした後、自分から「目印のシールを貼りたい」と申し出たから貼ってあげました。
実際は、他のどの生徒もシールを貼らずにレッスンしているので、読者に誤解を与えないよう、細かいですが写真を修正しました。