力みの原因〜硬い手触りによる錯覚(若干加筆あり)

ハヴァス先生がよく、こわばりの原因として、「楽器や弓の硬い手触り」をあげられます。

このことの意味を最近実感しています。

ヴァイオリンは指先で1ミリの半分ぐらいの単位をもコントロールしないといけない繊細な技術であることは皆さんもご承知でしょう。

けれど、ヴァイオリンを触った時、弦の上に指をのっけたときに感じる手触りといえば、硬い冷たい手触りです。

硬いものを触ると反射的に硬く握ってしまうのが人間の自然な反応です。

ですから、硬い楽器と弓を握って長時間練習していると、知らず知らずのうちに、どんどん手も硬くなっているものです。

幸いにして、これを解決する方法があります!

それは、”マイムする” ことです。
つまり、楽器と弓を持たずに、その動きを空中で訓練するのです。
力んでいる人程、これをするのをとても困難に感じられると思います。
よっかかり処がなくて、指が泳いだり震えたり・・。
ぜひお試し下さい。効果を感じられたら、コメントくださいね!

このやり方を、レッスンやワークショップでお伝えし続けたいと思います。