回想~息子のアトピー克服記

生きている限り、身体との折り合い、身体の不快感とのつきあいは誰にでもあるでしょう。

最近の私は、顔や手がアトピーになりかけたり、胃腸を壊したりなどがあり、身体とのつきあいかたを改めて考えました。

胃腸を壊して、身体の声にしたがって思い切って食べるものを必要最小限にしてみると、アトピーの腫れや痒みが引きました。

やはり食べるものの消化とアトピーには深いかかわりを感じました。

それで、息子が赤ちゃんのときの経験を改めて思い出し、記しておこうと思い立ちました。

完全母乳で育てていた息子が生後4~5ヶ月のとき、皮膚がアトピー状態になってしまったのです。

息子の顔を真っ赤な湿疹が分厚く覆い、つい前まではツルツルだった肌は見る影もありませんでした。

シーツやベビー服は皮膚から出た血と膿で赤や黄色になり、日に何度も取り替えました。

爪を短くしていても引っかきむしってしまうので、常に手袋をつけさせていました。

手袋ごしに顔をこすってしまい、血や膿で汚れるので、数時間おきに取り替えていました。

清潔を心がけ、入浴もお父さんが頑張ってくれましたが、よくなる兆しはありませんでした。

ただ、知り合いの方でアトピーでステロイド薬を使い続けて副作用で大変な方を知っていたこともあり、生まれたばかりの赤ちゃんに安易にステロイドを使うことだけは避けたいと思っていました。

原因として、思い当たることといえば、とれたての筍を大量にいただいて、私がたくさん食べたのが引き金のように思いました。

しかし、一般的にはそのようなことが原因になるとは言われていないし、母乳がアトピー予防にいいという情報ばかりでした。

ただ一つ、その時に出会った本、西原克成著「赤ちゃんの生命のきまり」を読むと、母乳がアレルギーの引き金になりうることがかかれていました。本来、赤ちゃんにあげるのに適した母乳を出すためには、母親は非常に厳格な食事制限や、冷たいものを一切飲まないなどのコントロールが必要とのことでした。

そしてそれができないならば、良質の粉ミルクのみを飲ませるのが赤ちゃんのアレルギー予防に最良であるという趣旨のことが書かれていました。

赤ちゃんの生命のきまり―知ってかんがえて育てよう/西原 克成

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詳しい内容は省きますが、書いてあることに納得して、断乳に踏み切り、完全母乳から完全ミルクに切り替えました。すると、一ヶ月近く苦しんだアトピーがみるみるうちに治ってゆき、3日間で手袋がはずせるようになり、一週間ほどで完治してしまいました。驚きました。

その様子は写真に撮ってあるので、特にご興味のある方はクリックして下さい。

  息子アトピーからの回復写真

その後、この本に従って、保育園のご協力の下、離乳食をなるべく遅らせ、腸が成熟するまではミルク中心に育てました。幸い、その後息子にアトピーの再発はありません。感謝です

※これは、あくまで私の体験を書いているだけで、他の治療法を否定したり、万人にこのやり方をお奨めしているわけではありません。