天皇は日本の神主さん

今日は天皇誕生日ですね。

皆さんは、天皇とは何か、もし外国人から尋ねられたら答えられますか?

大統領とは違うことは当然ですが。

では、イギリス皇室みたいなもの?

いえ、それとも全然違いますよね。

『天皇陛下は、日本という国の神主さんなのです。』

元神職でもある江原啓之さんからそのように聞いたとき、すとんと腑に落ち、感動が湧き上がりました。

宮中三殿と言って、皇居にはお宮があります。

天皇はあちこちに出かけているだけではなく、そこで日本を守るための神事、祭りごとをされているのです。

皇室には掌典職と呼ばれる神職がいて、その中心が天皇です。

内掌典をご存知ですか。

ご成婚のときにテレビで、十二単を来た雅子様の後ろからおすべらかしをした巫女さんのような人が写りましたが、その人です。

この方は掌典職よりも位が高いそうです。

この方は、結った髪も地毛で、世俗から隔離されて暮らしておられる方です。

皇室って、日本の神秘なのです。

古来から、ずっとずっと、それが続いている日本。

すごくスピリチュアルな国が私達の国です。

そして、これと同じような形式が伊勢神宮なのだそうです。

私は伊勢神宮に参拝するようになって、この日本の神秘ということを肌で感じ、ありがたくてありがたくて、涙が溢れてくる、という心情を持っているので、腑に落ちます。

日本は敗戦してGHQが入ってきて今の日本の原型を作りましたが、もしもその時、皇室や伊勢神宮も壊されていたら・・・と考えただけで、私は身がすくみます。

天皇陛下は私たちの父上で、皇后さまが母上、という感覚は、ごく自然に日本人なら持っているのではないか、と思います。

それには、理由があったのですね。

物はどこへでも流れて行きますが、このような霊性だけは棄ててはいけない、かけがえのないことだと思います。