安物のマイ箸より、「国産割りばし」が最もエコ
もう何年も前になりますが、関西NGO協議会というところが作成した「私たちの暮らしと世界のつながり」DVDを購入して見ました。
DVDでは、世界の貧困や環境破壊と、私たちの身近な暮らしがどのようにつながっているかを解りやすく解説されていました。
中でも良く覚えているのは、森林破壊の話です。発展途上国の森林が必要以上に破壊されることにより、住む人に深刻な害が及んでいる。一方で、日本の林業は衰退し、間伐という適切な手入れをされなくなってしまったので、木がやせてしまって、日本の森林はジワジワとダメになっている。これだけ豊富な森林に恵まれているのに。
なぜこういうことが起こるかというと、途上国の森林を輸入して木製品にした方が安いから、ということです。
自分たちの森林を自分たちで手入れするお金を私たちが払わず、安いからという理由だけで、結果的に外国の環境まで破壊していることを知り、衝撃でした。
それもこれも、私たちがいたずらに「少しでも安く」買おうとするからなのです。
無知というのは恐ろしいですね。
それ以来、安いものには警戒し、この買い物によって誰かを害しないかと考えるようになりました。
それ以来、似たような問題に気がつくようになりました。
発展途上国の「児童労働」などの深刻な問題も、私達と無関係といえるのでしょうか。
とても難しい問題であり、一言で何が正しいと言うつもりはありませんが、自分のささやかな消費生活でも、誰かの生存を助けたり、誰かの生存を脅かしたりしうるという気持ちは持っていたいと思います。