左手の後ろを見ると弾きやすくなる

ハヴァシュ先生の極意中の極意は、左手の裏を見るエクササイズです。
これは、ハヴァシュ先生のどの本にも載っていない教え方ですが、今では皆、このやり方で指導を受けているようです。

私もレッスンで言われて、やってみたとき、すごく難しいので、なぜそんなことをしなければならないのかと正直思ったものです。
しかし、何ヶ月もやってみると、徐々にその理由がわかってきました。
とても深い意味があると感じています。

皆様もぜひお試しください。
まず、すごく弾きやすくなる、という嬉しい結果を受け取ってください。
その結果を楽しんだ後、理由を考えてみてくださいね!

【やり方】

1)左手の平を床の方へ向けて、左手の基関節の形を見ながら、弾くメロディーのドレミを歌いながらマイム(楽器なしでパントマイムのように動かすこと)する。はじめは2小節~8小節程度のごく短い単位で。

このとき、基関節の形を、音程に応じて、きちんと幅をイメージしてその形で動かすことがポイントです。

そして、注意は、親指がつっぱったり固まらないことです。内側へのゆるやかなカーブを描き、根元の筋肉も柔らかい状態にしておいてください。

2)そして、この映像をしっかり目に焼き付けます。

3)楽器を手に取り、実際に弾くポジションに左手を裏返したときも、その覚えたイメージで弾く。決して指板の上の指先を見てはいけない。

以上です!