弓を強くつかんでしまう生徒~ハヴァシュ氏のメソッドで一発改善!
弓をどうしても強くつかんでしまう生徒が何人かいました。
共通して親指が反りかえり、指先が弓身より前に突き出てしまっています。加えて、中指と薬指の先で弓を握ってしまっていることが多いです。
そして症状が進むと、弓の毛が反対側につまりスクロール側に倒れてしまいます。
良く練習する子に多く、「親指は指先で弓身に触れて軽く曲げておく。中指と薬指は深めに持つ。」と教科書通りに教えても、すぐ元の持ち方に戻ってしまっていました。
しかし、この生徒たちに、ある本を参考に、”親指の先で弓の棒の側に触れ、軽く指を曲げることによって、第一関節付近が弓の毛側(フロッグの金属部分)に軽く触る。親指は2点で弓に触れるように持つ。”と教えたら、すぐに治すことができたのです!!
今日のレッスンの間中、正しい持ち方で弾いてくれました。
親指が正しくなると、他の指を治すのは比較的簡単でした。
親指の2点接触が弓をバランスよく持つためにとても重要な役割を果たしているのです。
このことは私自身も今まで一度も意識したことがありませんでした!!
”ある本”とは、これです。
「あがり」を克服する ヴァイオリンを楽に弾きこなすために/カトー・ハヴァシュ/今井理瑳/藤本都紀
- ¥2,310
- 楽天
ヴァイオリンの演奏で、”身体がこわばって思うように弾かれない”という問題について、新たな視点をたくさん教わり、私自身にも役に立っています。
この本のことは、ヴァイオリニスト千晶さんのブログで教わりました。
千晶さんブログ:千晶です。ヴァイオリンのことなら何でも聞いてのブログ
千晶さんのブログでは、さらにこの本に取り上げられていた親指のバランスを良くするための練習法を、動画付きで紹介されていますので、ぜひご覧になってみてください。
この本がきっかけで試したこと、役に立ったこと、まだまだありますので、また記事にしたいです。