必死で教えていると降りてくる♪〜ポジションチェンジ編
生徒に必死で教えていると、言葉が降りてくることがあります。
先日も面白い比喩が降りて来ました。
主婦のFさんのレッスンで、クロイツェル6番をやっていたときのことです。ハイポジションやポジションチェンジがたくさんある曲です。
すなはち、ポジション内の指使いや指の間隔は、スーパーでどこの陳列棚に何が売ってるかの勝手がわかっているという問題。ポジションまでの距離感や移動は、スーパーがどこにあるかという問題。
どちらもわかっていなかったら、時間内に「豆腐を買って来て」と言われてもあたふたするばかりです。間違って厚揚げしか買えなかった、とかは頻発です。
だから、そこのスーパーの行き方をわかることと、店内レイアウトを知っておくことが重要。
そしてポジションの場合、この、”店内レイアウトがわかっている”ということが重要です。
ハヴァス氏も「ポジション内が安心出来るぐらいに弾けていたら、そこに移動することは自動的に出来る」と書いています。
したがって、生徒には、そのポジション内での単純な練習をお勧めしました。
具体的には、ハヴァス氏の「A New approach to violin playing」に載っている練習です。