戦後史から今を理解
読まなければいけない本がたまっています。
達成度は70%といったところでしょうか。
学生時代に習った歴史。
社会は私の大の苦手科目でした。
大昔から始まって少しずつ時代を下り、近代は駆け足で時間切れ、現代史は「自分で読んでおいて」、となりました。
でもこれでは、太古からの様々な出来事がどのように今に繋がっているのか全く解りません。
もっと言えば、何のために歴史を勉強しているのか、わからん状況です。
それで、今になって私も宿題に取り組み中です。
ご紹介する本は、いずれも、今起こっている問題から、その原因となる出来事へとさかのぼっていくという方法で書かれていて、興味深く読めます。
また、「高校生でも理解できる」というコンセプトで書かれた本ですので、専門書のように難しいことはありません。
かつ、高校の教科書のように無味乾燥ではなく、著者の意見も書いてあるので、一つの視点を持って歴史を見ることが出来ます。
まずは、最近毎日新聞でもたびたび取り上げられた話題の本です。
孫崎享さん著「戦後史の正体」です。
「選挙前にぜひとも読んでください」との著者本人のツイートを見て、買いに走りました。
アメリカからの圧力という視点で日本の戦後史を解説されていますが、ニュースの見方が変わります。
元外務省官僚の著者が知り得た、「うそーー!」という衝撃の事実も多数書かれています。
そんなこと知りたくなかった、と逃げたくなることすらあり・・・。
しかし中には、気がついていないのは日本人だけで、世界から見たら常識であることも。
この本で、私たちが、どのようにして敗戦後アメリカから骨抜きにされてきたのかが、よく理解できます。そして、未だにそれを引きずっているのだということも。
かねがね疑問だった、なぜ私たち日本人が外国人と対等に議論できないのか、当たり前に自国に誇りを持てないのか、ということへも光が当たりました。
しかし、今、萎えた足でも立たなければならない、一体どうしたらいいのか、という問題意識を持ちつつ、6割ぐらいのところを読んでいます。
次に、池上彰さんの「そうだったのか、現代史1・2」です。
世界の色々な地域で起こっている問題や、その相互の関連に光をあててもらいました。
新聞で何が書かれているのかを、かなり理解できるようになります。