新しいヴァイオリン奏法の本
何度か記事でとりあげている、カトー・ハヴァシュ女史の本をイギリスから取り寄せて読んでいます。
こちら、”A new approach to violin playing”は、和訳がまだ出ていないのです(泣)。
目次
・楽器の持ち方
・ボーイングの腕
・音作り
・ポジションと重音
・音作りの教え方
・初見、暗譜、あがりに対応する音作り
という感じの構成ですが、ページ数はあえて少なくシンプルにしてあります。
今読んだ中で、特に感銘を受けたのは、ポジション移動についてのシンプルでポジティブなイメージと、すぐに覚えられるシンプルなエクササイズ楽譜です。
毎朝やっています。
もちろん、生徒にもこのエクササイズをやらせています。
ちなみに、第4ポジションから親指がネックの下に入り気味になると明言されていて、なるほどと思いました。
それと、重音についての記述とエクササイズ用の楽譜もとても参考になっています。
重音は親指に近い方の指を先に取ると書かれています。
ちなみに、3度の重音練習はどの本もハ長調からになっていますが、手が固かったり、4指が曲がっていたり短かったりする生徒には(私もです)きついので、Des durに変えてやるといいと私は思います。
※この素晴らしい先生の書籍を紹介してくれた千晶さんのブログも、お勧めです!