注意深く聴くことと、歌うことの大切さ

週末の朝枝先生のマスターコースと幼児のマスターコースを受講して、日を追うごとに学んだことが腑に落ち、真実だと感じております。

本当に、貴重な学び、素晴らしい機会でした。

また、一緒に受講した自分の生徒たちを非常に丁寧に扱い、手取り足取り教えて下さったことが、何よりも嬉しかったです。

とても癒されましたし、貴重なアドヴァイスを無駄にしないよう、これからも益々生徒たちを大切にしていきたいと感じました。

不特定多数の人がご覧になる媒体で誤解を与えてはいけませんので、内容についてここに細かく書くことは差し控えたいと思いますが、生徒の皆さんにはレッスンで伝えていきますので、楽しみにしていて下さい音譜

さて、今日の生徒の演奏を聴いていて思ったことです。

弾けていない箇所で、生徒は身がすくみ、耳は聴くまいとしています。

どのように弾けていないのか、もっと注意深く聴いて、それを指に、本来どのように弾くべきなのか耳からの指令を出すように、というレッスンをしました。

歌うこともとても有効です。

今日のレッスンで生徒がつまずいていたのは、ラフォリアの装飾的な上行系のスケールの部分ですが、どのようなラインで弾くのがいいかは何度もレッスンしてわかっているはずが、身体が思うように動かないというものでした。

少し注意して聴くと、移弦の音が遅れるのと、左指が必要以上に早く動いているので、ぐちゃぐちゃになっている、と分析できました。

それを一つ一つ聴けるように、レッスンしていくと、弾けて来ました。

この生徒も、そこを弾く技術を持っていないわけではなく、セブシックなどでは指をまわせているのですから、自分で冷静に聴くことができれば、改良できるはずです。

自分の練習でも、同様です。

弾きにくいところを、手先の反復練習をするのではなく、深く歌えていないから手に指令が行かないのだと思い変えて弾き方を工夫することで克服するようにしています。

健康

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