潔癖性への処方箋

※あくまでも「性質」レベルの潔癖性についてのお話であることをご了解の上お読み下さいませ。
症状が高じて生活が困難などの方は、専門家の意見を優先させて下さい。

うちの息子は潔癖性的な性格です。
宿題の文字が少しでも気に入らないと消して消して、しまいに紙が破れて大泣きし、「もう学校へ行かない「もう運命はおわりや!」とやぶれかぶれになります。
片付けも完璧にすることもあるけど、放置している時はめちゃくちゃ・・・。

私もどちらかというとそういう子どもでした。
大人になるというのはそういうのを乗り越え、手放すことでもあると思っています。

そこで、一つ処方箋を考えてみました!

潔癖性の人、目に見えるものにこだわりすぎてませんか?
成果とか、人に褒められたいということなど。

実は目に見えないものの方が大切なのに・・・。

例えば、部屋を片付けたり掃除したり。

完璧でないと意味がない?
ゴミ一つ落ちていない、ピカピカに、もっと言えば、使っている洗剤もぞうきんも完璧なものでないとイライラする?

でもね、そんなことたいした問題じゃないんです。

大切なのは、「ここを気持ちのいい場所にしよう」、という「守りたい」という気持ちです!
掃除はそれが行動となって現われているのです。
その思いが、部屋のそこかしこに残る。
それって目に見えないけど、ちゃーんとそこにあるんです。
だから、掃除の行き届いた部屋に入った時は、気持ちがいい!ですよね。

スピリチュアル的にも、掃除は魔を遠ざけるバリアーになるというのは、そういう訳です。

表面的な状態でなく、ただ、その思いでやればいいのですよ。

いつも息子にはこのようなことを言いながら、教えを育んでいます。

演奏においても、「間違えたらどうしよう」という不安を手放し、「人を楽しませたい」「素晴らしさを伝えたい」という本質的な気持ちに切り替えたいものですね!