生徒のレッスン ~子ども達の輝き
今日も、私の許容量ほとんど一杯の5人レッスンしました。
皆、それぞれに、良くなったところがたくさんあって、充実した一日でした。
クリスマス会でやる合奏の曲も皆真面目に譜読みしてきていまして、一安心です。
特に今日のTくん(小3)の音は良かったなあ。
ヘンデルのソナタをしましたが、いつも速く弾きたがって雑になりがちな子ですが、ゆっくり弾かせると、きちんと細部まで表現できる兆しが見えました。
彼はメロディーに対する感性が鋭いので、あれこれと教えなくても、楽譜からかなり部分を感じとって表現する力があるのです。
社会人でアマチュアオーケストラに所属しているKさんも、エチュード(セブシックOp1-1の27番)で音やボーイングが大きく改善していました。私のところに変わってきてから2年ぐらいの生徒です。
大人から始めた人は、どうしても、がんばっても基礎が積み上がらない、または基礎練習でできたことが曲に反映できないという苦しい期間があるように思います。
でも、私もそうでしたが、正しい練習や経験を積んでいけば、必ず開花する日が来ます!
彼女もこの調子で良くなってくれればと願います。
Yちゃん(中1)は、ダウン症児です。ヴァイオリンを始めて2年半ぐらいかな。
ヴァイオリンが大好きで、決して器用ではないけれど、しっかり練習して、彼女なりに前進して来てくれます。
今日は「日の丸変奏曲」、ついに最後まで行きました!
ヴァイオリンを始めたての頃、きらきら星変奏曲に四苦八苦していた時から考えて、すごい進歩です。
音程が「高い、低い」と注意すると、すぐ治せるようになってきました。
12月の合奏練習では、しっかり皆と弾けそうです。
あと、4歳のHくんと、5歳のMちゃん。
Hくんは、去年のクリスマス会でも、皆の前で堂々と「ピクニック」を弾いてくれましたが、今年もソロでも弾いてくれることになっています。
まだ曲は決めていませんが、どれにしても大丈夫という安定感があります。
この年齢で、この安定感はすごいです。
お母様は下のお子さんが生まれたばかりで、連れてくるだけで大変と想像しますが、Hくんはヴァイオリンが大好きで、自分から毎日練習しているそうです。
私も今日は、まだ4歳の子だということを忘れて、あれこれと厳しく注文しましたが、受け止めてがんばっていました。