石灰沈着性腱板炎

タイトルは、この一年間私が苦しんだ肩の痛みの病名です。

でもやっと治ってきました。

ヴィオラの練習がハードだったときに少し左肩が痛いことは今までにもありましたが、その時はいつになく痛みが取れず、そんなある時、息子がすごく悪いので、カーッとなって、服を思いっきり左肩で投げたときに激痛が走りました。それが始まりです。

レントゲンを撮ってもらうと、肩の腱板という筋があたるところに石灰が沈着していて、そこにこすれた筋が傷ついていて出血しているかもという診断でした。

しかし、筋が切れているわけではなく、石灰というのも悪いものではなく、自然に消滅するものなので、湿布などで痛みを逃しつつ、寝るときにタオルを当てて冷えないように注意して暮らし、週2回ぐらい受診して様子を見ることになりました。

しかし、それから夜も鎮痛剤を飲まないと眠れないときもあり、寝転んだときに腕が下に落ちるだけでも肩が痛いので、バスタオルを肩の下に置いて寝なければならなくなり、寝返りも一苦労でした。

日常生活が不便であることはもちろんですが、そんな状態で楽器が弾けるわけがなく、そうはいっても演奏会が近づいてきて、昨年はとても苦しみました。

痛い肩をかばおうとする周りの筋肉が硬くなり、腕が全く上へ上がらなくなり、一時はそれをかばって左手は一切使わない生活になってしまっていました。

演奏会を二つ、なんとか無事に終えて、プレッシャーから解放され、週に3、4回ほどリハビリに通って、少しずつ良くなってきました。

この病気で、ひどい人は、手術をしたり、ステロイドの注射を打たなければならない人もいるようで、一時は私もそうした方がいいものか悩みましたが、結局整形外科の先生の適切なご判断のおかげで、マイクロ波で肩を温めた後に滑車というリハビをするだけで、快方に向かうことが出来、時間はかかりましたが、本当に幸いだったと思います。

今では週に1回リハビリに通いつつ、普段殆ど肩のことを忘れて、不自由なく生活できています。有難いです。

私も大病はないものの色々な病気にかかってきましたが、そんな時はいつもインターネットで病名を検索して色々と調べています。ですから、私の経験も同じ病気の方の参考になるかもしれないと思って記事を書いてみました。