童話館ブッククラブ

今日は、子供たちが毎月楽しみにしている、絵本が届きました。

一人一冊ずつ、年齢にあった絵本が届きます。

ヴァイオリンとヴィオラと子育ての日々から

ヴァイオリンとヴィオラと子育ての日々から

我が家では、子どもたちのために、毎月長崎の童話館より、絵本を届けてもらっているのです。

童話館は長崎に絵本の店舗があり、長く子どものための良書を自社で再出版したり、、全国の家庭へ「ブッククラブ」として厳選した絵本を配本している会社です。

長崎では有名らしく、以前、長崎の友人からここの会社の「あすは、きっと」という本をいただいたことがあって、その時初めて知りました。

その数年後、かかりつけの小児科で、ブッククラブの案内冊子をいただいたことがきっかけで入会しました。

 こどもの本の童話館グループ

  http://www.douwakan.co.jp/

子どもに絵本を配本する似たようなシステムは他でもあるようですが、童話館のセレクトは、とにかく内容が素晴らしいと感じています。子どもの心を深く耕してくれる、そして親が叱ったり直球で言って聞かせてもなかなか届かない、子どもの柔らかい心に、しっかり何かが伝わっているのだろうなという、そういう本です。

読み聞かせていても、物語を通して、深いところで親子で心が交流しているのを感じることがあります。

書店でいくら探してもこういう本は自分では見つけられないだろうと思いますから、本当にありがたいです。

配本リストは童話館の魂であり真髄であるので、一般には公開されておらず、申し込んで初めて知らされます。それも、うなずけます。

もちろん、すでに持っている本などは申し出れば別のものに変えていただけます。

そして、いつも絵本と一緒に、親が読む「ぶっくくらぶ通信」も届けてくださるのですが、この内容にいつも感心したり、感動したりしながら、楽しみに読ませていただいています。

その中に書かれていた、童話館の今回の震災支援の取り組みには大変関心いたしました。東北地方の顧客への時機折々の心寄り添った手紙や、希望者へ絵本配本を無料で1年間するという申し出、また過去の顧客にまで、震災で失った思い出の絵本をまとめてお送りするという申し出、そして各避難所へ絵本をたくさん送って絵本図書館を作るプロジェクト、読み聞かせプロジェクト、などなど、絵本が子育てに必要なものであるという哲学に裏打ちされた、真剣できめ細かい心遣いは、しっかりと被災者の読者に伝わっていました。双方のお便りのやりとりも載せていただき、被災者のお気持ちや状況も知ることが出来ました。

普段から、「子どもの平和と生存のための童話館基金」など困難な状況にある子どもへの支援活動をされたり、子どものことを真剣に考えてこられたからこそできる、いざというときの対応だと思いました。

私達一般の読者からこれらのプロジェクトへの寄付をする仕組みも用意していただいており、ご協力させていただけて幸いでした。

この配本を通し、絵本というのは子どもの心が育つのにとても大切なものなのだと、勉強させていただいています。そして、たとえ自分で字が読める子でも、望まれればいつでも親が読み聞かせてあげることが、意味のあることなのだそうです。