今日の生徒たち
門下生自慢記事です
まずは、隔週のペースで真面目に通っている、大人からはじめた主婦のUさんです。ヴァイオリン歴も5年目に入った中級者です。
憧れていたというバッハのドッペルコンチェルトの3回目のレッスンでした。
今回はソロが始まる部分から12小節ぐらいをレッスンしました。注意深くていねいに、一緒にマイムして、問題点を見つけ、右手、左手への正しい理解へ落とし込みます。何通りかのマイムの後、そっと楽器に触れると、美しい音であこがれの曲が再現されます。最後にゆっくり二人で合わせてみて、とても美しかったです。生徒の心がはずんでいることが私にも伝わってきました。
次のWさん(大人の女性)は、ヴァイオリンを始めて3ヶ月ほどです。「弓は踊る」に沿って基本バランスや楽器と弓の持ち方を5回ぐらいのレッスンをかけて勉強した後、ついに実際に楽器と弓で音を出しました。
「大人からはじめたら、ギーギー音がなかなか治らないと聞いていたけど、初めて触れた瞬間からきれいな音が出てきて、すごく幸せな気分です。『あ〜私ヴァイオリン弾いている!』って感じます!」と満足されていました。これは、このハヴァシュ式教本ならではのことですので、私も嬉しいです。
この生徒の夢は、2年後の結婚記念日に旦那様にサプライズの演奏をプレゼントすることだそうです。なんと、旦那様やお子さんにはヴァイオリンを買ったことも、習っていることすら秘密にされているのです!教えている私の方も楽しみでドキドキします。ここに書いていいものかどうか若干ビビリますが、旦那様がこのブログを発見することは、まずないでしょうから・・。
入門4ヶ月の別の大人の女性Hさんは、7回目のレッスンでした。
先週から教えた、中〜先までの肘の開閉を使ったボーイングがうまくいかないと質問を持ってきました。レッスンで手を添えながら一緒にエクササイズしている内に、無理なくコントロールできて、美しい音が出るようになりました。弓の持ち方にも慣れてきて、元弓の移弦もバランスを崩さずにできるようになっていました。
次回は先弓での移弦と、全弓の曲の勉強に入ります。
彼女は、楽器を買うためにアルバイトを頑張っていたのですが、ついにお金が貯まったので近々楽器を買います。(これまではうちのレンタル楽器をお貸ししていました。)次の教本、「弦は響く」に進むのが楽しみと目を輝かせて言っていました♪
ヴァイオリンは、ボーイングが楽に出来て、いつでも美しい音が出せる(決してキーキー、ギーギーならない)、そして音程が良いこと、この二つができたら、ほぼ本人は満足でき、幸福な道が開けていきます。
そこだけは外さず、全員ができているのが、私の門下の自慢です!
ヴァイオリンは確かに難しい。でも、本人にヴァイオリンへの愛があって、正しい方法で教われば、どなたでも美しい音で楽しんで弾くことができますよ!