ハヴァシュ式アプローチの不思議
忙しい週が終わり、久しぶりにゆったりと練習できました。
クライスラー編曲のモーツァルトの「ロンド」を弾きました。
慣れた曲でも、丁寧にワンフレーズごとに、楽器なしで、歌いながら左手の裏から指の形を見ながら基関節を動かす”マイム”をしていきます。そしてすぐに楽器と弓を持って弾きます。
すると、何とも言えないぐらい、楽に弾けるのが、本当に不思議です。
重音も両方の音を丁寧に歌っていきますヨ。(これが難しい!でも、見返り充分です。)
歌わずにそのまま楽器で弾いたときと、歌ってから弾いた時との歴然とした違い!!
これは私のレッスンを受けて、正しく受け止めてくださった人ならおわかりですよね。
驚くべき現象なんです。
「あ〜次のところは簡単だからいっか〜」と油断して歌わずに弾き続けてしまうと、知らず知らずのうちに力みが入ります。
でも、こうして丁寧に、ちゃんと楽器を横において、左手に向かって歌ってマイムしてから弾くと・・・そこにミラクルが起こるのです。
楽器や弓の感触は限りなく軽やかに、しまいに意識から消えてゆき、ただただ心で歌っている、自分が聴きたい音が、楽器から流れてきます。左手も右手も感覚が研ぎ澄まされてゆき、楽器のや弦の振動に癒やされます。
こんな風に、今日はハヴァシュ式練習法で最後まで歌って弾きました。
ハヴァシュ先生の叡智の詰まった、この練習方法を学びたい方は、神戸まで12回レッスンにいらしてください。
以下の2冊は必読書です。
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