ハヴァシュ協会最後の会報誌より
ハヴァシュ先生が亡くなられてから6年。
創立以来40年間にわたって年に2回の会報を発行し続けてきたKHANA(カトー・ハヴァシュ教会)の最後の会報が届いた。
イギリスから世界中に会報を送り続けてくれた、編集長のグロリア先生と、理事に感謝。
これからのどのように協会を維持していくのか、今年は理事と各国代表のzoom会議が行われる予定。
私なりの意見をまとめておこう。
私がハヴァシュ先生に会いにいくきっかけとなり、インスパイヤーされ続けた会報がなくなるのは寂しいけれど、時代の趨勢で仕方がない。
これを終わりではなく、新しい始まりとできるよう、微力ながら貢献できたらと思う。
会報の中で、とても素晴らしいハヴァシュ先生の言葉があったので、ここに翻訳してシェアしたい。
「HNA(ハヴァシュ式新プローチ)とは、相互に作用し合う、リズミックパルスと音楽的なイマジネーションの連携である。
もしこの連携が、身体的にも精神的にも完全にうまくいっていれば、あがりや力みは消失する。
そのとき、内側から外に向かって「差し出す」ことを学ぶのであり、決して外側から内へ取り入れるのではない。
そして、エネルギーの流れに乗って演奏して音楽を再「創造」するのであり、「再生」するのではない。
あらゆる身体的動作は、音楽を作ることに奉仕していなければならない。
HNAは決してやさしいオプションではない。
それは、深い集中と、絶え間ない目覚めを要求する。
HNAの真の意味とは、人々の音楽家としての健全な在り方である。
それはメソッドではなく、精神・身体・魂の統一なのである。」
カトー・ハヴァシュ