楽器を持っていることを忘れる感覚

今日はカルテットの練習でした。

イギリスから帰って来て、ハヴァス式のアプローチでしっかり準備して挑んだ、初めての練習。

ハヴァスさんは常日頃、「楽器や弓のいわゆる『構え』は存在しない。『楽器なし、弓なし』の構えをするのだ」と表現されています。

今日はそれをアンサンブル中にしっかり体感することができました。

これまでは多かれ少なかれ、楽器との接触に違和感を覚えて調整したり、4の指がこわばったり、速いパッセージに恐怖心を覚えたり、それらの感情と闘いながら弾いていたように思います。

しかし、今日は違いました。
正に楽器を持っていること、弓を持っていることを忘れて、音楽に没頭して弾くことができたのです。
素晴らしい感覚でした。
心で歌う音楽が、楽器からどんどん流れて来ました。
弾くことがとっても楽しいと思えました!

おまけに、2時間の練習中に、いつものようにどこかが疲れてしまうこともなく、終わっても痛みや引きつりが全くありませんでした。

すべてハヴァス式を少しずつ体にしみ込ませたおかげです!
感謝です。

2月のワークショップを皮切りに、ハヴァス式について、多くの方に伝えていくつもりです。

ワークショップ以外にも、この奏法を集中的に学んでマスターしたい方のための12時間セットの個人レッスンを1月より受付いたします。

ご興味のある方は、violinchis(アットマーク)shaku8-ishikawa.com までメールもしくは、フォームよりお願いします。