ヴァイオリンはとかく「練習、練習」と言われますが、厳密には「練習」ではなく、能力開発をしなくてはいけません。練習を繰り返して筋力をつけるというのではなく、演奏に必要なバランスを探し、心の耳を育てる、自分を開発するんだという意識が大切です。
ハヴァシュ先生は「『練習』という言葉は大嫌い」と言われます。
「練習」と聞いた時に感じる、義務感や焦燥感、筋肉のこわばりを意識してみましょう。
その意識で楽器を手に取らないでください。
そうではなく、静かで満ち足りた朝のような気分で、「歌う」ことからはじめましょう。