身体が楽になったときが勉強のスタート
先日掲載のインタビューで「肉体的な自由を手に入れるのは始まりに過ぎないの。まさにそこからが本当の勉強が始まるんです。」とハヴァシュ先生がおっしゃっていました。
過去記事:【追悼】KHインタビュー(2)〜天にも登るような発見!ニューアプローチの誕生〜
実際少し前から、私はまさにそのような心境でいました。
今やっと、スタートラインに立てている気持ちです。
これまでは、あまりにヴァイオリンを弾くことや教えること自体が難しいので、見ないようにしていたことが、自分にやるべき(=やろうと思えばできる)こととして、山積しています。
そして、自分にできるということは、生徒にも教えられるという希望になります。
そんな中で出会いがありました。
作曲家について勉強したいと思って大量の本を買ったのですが、その中でとても良いものがありました。これです。
マンガだから良いというのではありません。マンガにせよ文章にせよ、絵本にせよ、伝記には書いた人の視点が反映されます。
この本は作曲家の芦塚陽二先生監修となっていて、最後の年表や、「お母様へ」と題された解説文が素晴らしかった。マンガの内容も、他の本に載っていないけれど、奏者として知っておきたい重要なエピソードが含まれていたりします。
作曲家を神格化するのではなく、その時代に何に悩み、どういう家庭を持って(または持たずに)生活したとかいうのがしっかり書かれています。
とてもおすすめです。
芦塚先生についてインターネットで調べて、さらに驚きました。
国際作曲コンクールで1位というすごい先生なのですが、なんと、子どものための音楽教室をされていました。
そして、この教室で行われている教育は・・・驚くべきレベルです!
ここで学べる子どもたちはなんと幸せなことでしょうか!!
ご興味のある方は、先生のHPへ。
ただし、内容が充実して面白すぎて何時間も出られなくなりますのでご注意ください。
芦塚音楽研究所:
http://music.geocities.jp/ashizuka_ongakukenkyujo_a42ka/
芦塚先生のお部屋:色々な教育論文が読めます。
http://music.geocities.jp/ashizuka_sensei/ashizukasensei.htm
芦塚先生の教室のYouTubeもたくさんあります。
何がすごいかと言うと、プロになるべく毎日死ぬほど練習させているとか、互いに競争させて追い込んでいるとかではなく、普通の子どもたちなんです。
(結果的に専門家になる人は多数おられるそうですが。)
多くの生徒さんが、一つの楽器だけでなく、お互いに伴奏するなどマルチにされるそうです。
素晴らしいの一言で、教育に希望を感じます!
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