頭の中で思うだけではリズムの流れは生まれない
カトー・ハヴァシュ「あがりを克服する」p.31より
「起こりえるあらゆる緊張を解く第一段階は、ヴァイオリンのことは考えないで、まず自然に身体の中から生まれる動きとバランスを(内から湧き出るリズムの脈動=リズミック・パルス、という形で)、構えそのものの中に確立することです。
内から湧き出るリズムの脈動と、音楽の本質であるそのコミュニケーション力を理解することはとても重要です。リズムの脈動は身体の内から自然に沸き起こってくるものでなくてはなりません。さらに私達ヴァイオリニストは、(握るとすぐに緊張してしまうので)頭の中で思うだけではリズムの流れは生まれないことも、理解する必要があります。自然に生みだされるようになるまでは、それを作り出す方法を学ばなくてはなりません。」
このリズミックパルスについて、やり方を詳しく解説した記事を公開中です。
有料ですが、動画もついていますので、ご興味のある方はぜひお読みください。