「音楽理論の本終わりました」「理論とヴァイオリン練習をつなげていくと両方できそうでわくわく」
「未来のヴァイオリニストのための音楽理論」ワークブックの読者、Sさんから嬉しいお便りが届きました。
Sさんは、大人から趣味でヴァイオリンを始められた方です。
お勤めの傍ら、定期的なレッスンやアンサンブルに参加され、私のワークショップやレッスンも受講くださいました。
御本人の許可をいただき、ご紹介します。
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先月購入した音楽理論の本、一通り終わりました。最初は簡単でしたが、短調に入るあたりから急に難しくなり、なかなかまだ覚えきれず、数えたりメモったりしながら、何とか最後まで進めました。また、時々復習したいと思っています。
最近、アンサンブルのグループに入った話を先日メールで書きましたが、ちょうど弾いている曲、楽譜を見るとシャープがたくさんで、何調かわからず、調べてH-durとわかったので、楽譜に書いておきました。なので、音楽理論の本を始めた時、H-durは反射的にわかりました。また、先日のアンサンブルの練習で、別の曲を弾きましたが、先生が拍の始めの音を大切に、最初の1小節目の拍の始めの音をたどるとg-mollの和音になってますよね、とおっしゃいました。あーほんとだと思い、g-mollを身近に感じました。弾いてる曲とつないでいけるので、音楽理論の本をやってみて、とても良かったと思います。いつも、素晴らしい本を教えていただき、翻訳していただき、ありがとうございます。
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私からお尋ねしてみました。
本を進めるにあたり、お習いの先生などの手を借りられましたか?
または、参考にした本などはありますか?
それとも、ワークブックの説明だけで最後まで独習されましたか?
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本を進めるにあたって、先生に聞いたり、他の本を使ったりはしていません。
聴音は難しいものもあったので、何回か聞いたり、ワークはもちろん読んでも、忘れたり、勘違いしていたりするので、一度何も見ないでやった後で、本を見直して答え合わせを自分でしたりしました。特に最後の方は結構間違えていました。
ただ、私の場合、子どもの頃に音楽教室に行っていたので、ソルフェージュ、聴音は習ったことがあります。大人になってからも、合唱を長くしていたので、調性や和音を学ぶ機会はありました。そういう経験があったから、比較的スムーズに独習できたのかなとは思います。
ただ、ヴァイオリンをしている人なら、スケールとか重音とか練習するので、それなりに独習は可能な気はします。
先生の基礎練習の本(☆)、毎日やってますが、ポジション移動の練習、よく見ると旋律短音階になってますね。音楽理論とふだんのヴァイオリンの練習をうまくつなげていくと、両方できるようになるかなと思って、ちょっとわくわくしています。
(☆)「ハヴァシュ・バイオリン奏法」(ヤマハミュージックメディア)に載っている楽譜を冊子にまとめたものです。
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とても素晴らしい取り組み方をされていますね。
お役に立てて、嬉しいです!
そして、一通り無事独習されたと伺って、ホッとしました。
ワークにお取り組み中の皆さんのご参考になれば幸いです。
皆さんからのお便りもお待ちしています。