ハヴァシュ先生のあの本が日本発売?!

このブログで度々取り上げております、ハヴァシュ先生の下記書籍。
「あがりを克服する」(音楽之友社)の前提となっているハヴァシュ式入門書。
既に翻訳原稿を作成したことも、リアルタイムで皆さんにはお伝えしておりました。

実は、邦訳版の出版に向かって進んでおります!!

ただ、発売時期がまだ確定しておらず、情報解禁になっていないはずなのですが・・・チラホラ、ネット書店サイトや出版社公式サイト上に新刊情報が載っておりますので、少し記事にします。

「ハヴァシュ」などで検索してみてくださいね。

英語の原書:
A New Approach to Violin Playing/Bosworth & Co. Ltd.

¥1,648
Amazon.co.jp

この本を読んで、収録楽譜を弾いてみたとき、私の奏法のすべてが変わりました。
心地よく弾くということなど今まで考えたこともありませんでしたが、「弾けてしまう」「心地よい」ということがどういうことか、初めて体感出来ました。

私は、大人になってバイオリンを始めたということもあって、弾きにくくて、弾けなくて、壁をたたいていた期間が長かったです。
無理な練習や、トレーニングもやり、身体も痛めました。

もちろん、今とて、急に難しい曲が弾けるようになった訳でもなく、鈍い奏者、弱い奏者であることには変わりないです。でも、自分としての心持ちや心地よさが全然違うのです。

前は、人にいいかどうかを判断してもらう、人が良いと言えば、自分を認めることができるという状況でした。自分が不快なのは当たり前、不満なのが当たり前、弾きにくいのは当たり前、痛いのも仕方ないと思っていました。

でも、今は違います。人に少々何か言われても、もちろん謙虚に参考にするし、心に留めるけど、それで全てが×にはなりません。
自分で自分を上手くなるように訓練出来るし、判定もできるという自信があります。
この違いがいかに大きいことか!

今、私のように壁をたたいている人を、明るい場所に連れ出したい、正しい練習方法を手にして自分の基準で創造的な練習をしてほしい、どんな曲でも美しい音色で弾いてもらいたい、長くバイオリンを楽しんでもらいたい、と思って、活動をしています。

この本が出版されて、遠く離れたところに住むどなたかが、私のような嬉しい経験をされるかもと思うと、とてもエキサイティングです!

既刊の「あがりを克服する」(音楽之友社)を読んでちょっと難しかった、というあなたも、原書を買って読もうとしたが途中で挫折した、というあなたも、出版された暁には、ぜひ手に取ってください。

また発売時期など、わかりしだいお伝えいたします。

【追記】
決まりました(出版社サイト)>>

ハヴァシュ・バイオリン奏法 ―― 力みをとり、あがりを克服するアプローチ/ヤマハミュージックメディア

¥2,268
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