ハヴァシュ式テーマ別セミナー「暗譜〜楽譜を見ずに弾く自由」終了

ハヴァシュ式テーマ別セミナー「暗譜〜楽譜を見ずに弾く自由」が終わりました。

 

 

「覚えるのではなく次を期待する」というハヴァシュ先生の視点に基づき、具体的なワークを織り交ぜて、レッスンとワークショップの中間のような濃密な2時間になりました。

 

楽譜にかじりつかずに、心に聞こえたことを弾くというのは、本来楽器演奏のあるべき姿で、何よりも楽しいものです。しかし、たくさんの音符群を間違えないように弾こうとして、視覚からの信号でゲームのように指を動かし続ける、という弾き方をしている人がいかに多いことか!

これでは、聴いている人を楽しませることはできず、そして力みを手放すことはできません。

それを回避するために、どのように訓練すればよいのかをカトー・ハヴァシュ先生の教えをベースにお伝えしました。

 

受講生の持ってきた課題曲、「バッハ/無伴奏チェロ組曲1番よりメヌエット1,2(ヴィオラ版)」「ラ・フォリア」に基づいての暗譜実践も行いました。

 

今回を持って、10月から連続して行ってきたテーマ別セミナーは終了となりました。

当初5名ぐらいの人数でのセミナーとして企画しましたが、結果的に毎回2,3名のご参加となったため、参加者にとってはお値段以上の内容になりましたね♪

また、同じ顔ぶれで通してご受講下さったおかげで、終了時の皆さんの演奏の動きと音が劇的に良くなっていて、胸打たれました。素晴らしいです!!

 

今日はとりわけ頭を使うワークで、ヘトヘトになられたかもしれません。

お持ち帰りいただいたドーナツ(受講した門下生からの差し入れ)で、少しは癒やされていただけたでしょうか。

受講された皆様のこれからの音楽生活が、喜びに満ちたものとなられますよう、陰ながら応援しています!

 

 

 

※セミナーの内容にご興味のある方は、以下の書籍のp.110〜112をお読みください。