息子との「色々量る遊び」から気づいたこと

先日、13歳の息子と、キッチン計りで、決めた重さとぴったりの物を探してきたり、色々な物の重さをあてっこするゲームをして、これが大いに盛り上がりました。

しまいに量るものがなくなってしまったときに、二人とも同時に思いついたのが、「手の重さを量る」でした。

実際試してみたら、これがうまく行かずにまた爆笑。正確に量ろうと、色々工夫して乗せるのですが、ちょっとした動きや力加減でメーターの数字はバンバン変わります。

 

この辺から、私はヴァイオリンを連想してエキサイトしてきました。

そう、次は「指の重さ」です。

 

ヴァイオリンを弾いている「指先に力をいれないで、基関節からの重みを軽く乗せる」と生徒に指導していますが、それを数字で見てみようと思いました。

 

 

ヴァイオリンを弾くポジションで指を置けないので、だいたいですが、ポジション移動のときなど、軽く弦に触れているだけのときの感触で触ると、2〜9g。

音を出すときに、関節を曲げて重みを乗せる時の指は15〜40gといったところでしょうか。

ヴィブラートもやってみました。20〜60gを行き来する感じでした。

逆に、指先で押さてしまっている場合の重さは150〜250gでした。

面白かったです〜。

(あくまで遊びで、適当に量ってますので、あまり数字はシリアスに取らないでください。)

 

それともう一つ実証されたことがあります。

 

硬いものは重く感じ、柔らかいものは軽く感じる。ということです。

「重さあてっこ」をするとき、その傾向は顕著で、息子と「へ〜〜〜」ってなりました。

 

ハヴァシュ先生が、ヴァイオリンの硬い木の感触にまどわされないための色々なエクササイズを考案されていることや、楽器に名前をつけるように指導されることや、指板に触れるときに、柔らかい、シルクのような布を触っているつもりでそっと触れるようにおっしゃっていることにますます納得でした。