無限の音地獄?

楽譜を見たら、たくさんの音符が見える。

見たこともない音、弾いたこともない音・・・

 

しかし、実際は、左手には3つの幅しかない。

4本の指の間の、柔らかい水かきのところ、に指を入れてみてください。

ここをフワフワに保って、その音幅の形を作る。

 

音は単体の音であることは決してなく、次の音のためにその音はあります。

音楽は音と音の間に生じるのです。

だから、音は、指板の上にあるのではなく、指と指の間にあるのです。

 

どんな難しそうな箇所でも、3つの幅で弾けないものは何もありません。

そして、指板がとてつもなく長いという目の錯覚にとらわれないように、糸やリボンで実際の指板の長さを、全8ポジション分測ってみましょう。

 

 

今日は、日本弦楽指導者協会関西支部様からのご依頼を受け、「力みとあがりを克服する」ワークショップをさせていただきました。

まだ余韻覚めやらぬ中書いています。

会員の先生方がとても熱心に、かつ和気藹々と受講してくださり、素晴らしい時間を過ごしました。

ご出席の先生方だけでなく、その背後の生徒さん達何百人に向かっているつもりで、お伝えしましたが、少しでも助けになったなら幸いです。