間違うと危険、エチュードの使い方
エチュードの使い方、理解していますか?
皆さんはエチュードをやっていますか?
エチュードとは、曲でもなくスケールでもなく、ある特定の技術を習得する目的のために書かれた曲集のことです。カイザーや、クロイツェルが最も有名ですが、もう少しやさしいものだとウォルファート、もっと難しいものだと、ローデ、ドントなど。
特徴は、同じ様なボーイングが最初から最後まで続いたり、同じ様な音形、同じ様な技術が曲を通して続く、というものです。
ですので、その特定の技術を楽にするという目的を見失ってはいけません。
はっきりいって、全部最後まで弾こうと思わなくていい。
すごく譜読みに時間かけて、四苦八苦しながら、目的の技術ができていないのに繰り返し弾いても全く意味がありません。
ですので、まず、最初の1、2小節でいいので、その技術が楽になった!面白い!と思える様に先生に技術のコツを教わってください。
そして、それをもっと続けたい!と思えたら、最後まで弾いて楽しんでその技術を定着させる、という使用方法がおすすめです。
先日、カイザーの4番の移弦に苦戦する生徒さんの教え方について、指導者養成コース受講生から質問があって、動画にしてみました。
先生方はもちろん、この曲を弾いてるアマチュアの皆さんもよかったらみてくださいね。
実際のレッスンでは手取り足取り、このボーイングパターンと、移弦が楽になる様に1回のレッスン内で指導しています。