ヴァイオリン〜ハヴァスメソッドの効果実感
今日は、我らが”KOBEカルテット”の練習日で、ベートーヴェンのラズモフスキー1番をみっちり弾いてきました。(セカンドヴァイオリン)
この一週間は風邪を引いてしまって、楽器に触ることもままらなかったのですが、なんとか練習についていけたのは、ハヴァスメソッドのおかげです。
細かい指先のテクニックを云々しなくても、思ったこと歌いたいことがすぐに音になる、出したい音がすぐに音として出る、というコンセプトを明言する、カトー・ハヴァス氏のメソッド。
風邪で寝ている間、“A New approach to violin playing”を読了したので、楽器は触れなかったけど、論点は頭に入っていました。
●左手で重要なポイントは、肘をねじって内側へ入れずまっすぐにしておくことと、親指と人差し指とで作る丸い形、それを閉じたり開いたりするときの身体の使い方で弾くということです。
左手がまわらないということは、これがうまくいっている限り、激減することを実感。
●右手のポイントは、中指をフロッグの中心のシェルに向かうぐらいの深い角度でしっかり入れること。こうすると、デタッシェもスピッカートも同じテクニックで、感じたままに弾ける感覚を実感出来ました。
●あと、よく仕事中に楽器がうまく身体に入らないような違和感を覚えてしまうことがありましたが、こういうときもハヴァスメソッドでいうと、身体の重心を後ろにすることによって前の楽器との釣り合いをとるとうまくいきます。つまり、壁にもたれた時のように、腰を立て気味に後ろに重心をもっていくと、自然に楽器が挟まって、収まってくれます。
これらのヒントが私には大きな助けになり、実践の場で役立ったので、記事にしてみました。
マニアックでわかりにくいかもしれませんが、ピンと来られた方は、ぜひやってみてくださいね。