ヴァイオリンの脱力はどうしたらいい?

 ヴァイオリン、ヴィオラの奏者が一度は考えたことがある課題は「脱力」ではないでしょうか

 脱力すればスムーズに弾けるのがわかっているけど、できない、そういうお悩みの方は多く見受けられます。

 インターネットでも「脱力」のための方法を解説したサイトや動画は多数あります。しかし、残念ながら、その場で役に立ったように見えても、またすぐに元に戻ってしまうやり方や、間違った方法すらあるように見受けられます。

 実は、「脱力しよう」としても脱力できるものではなく、身体のある部分を特別な訓練でしっかり意識できるようにすることによってのみ、不必要な場所のこわばりが取れるのです。

 それをしっかり身につければ、自身の中の脈動から音楽を創るためのエネルギーが流れ、弾きたいと思うがままに身体が動いて、こわばり、力み、あがりが消え去ります。

 力みへの対策は「こうしてはいけない」「あれをしてはいけない」といった局部的な禁止指令ではなく、演奏動作の基礎からアプローチを全く変えることが大切なのです。

 その新しい学習法を確立したのがハンガリー人神童バイオリニストのカトー・ハヴァシュ女史です。

ハヴァシュ式アプローチ

 1960年代から世界を席巻したハヴァシュ式ニューアプローチ(新学習法)は、ハンガリー人神童ヴァイオリニスト、カトー・ハヴァシュ氏によって確立されました。

 ハンガリアン・ジプシーからヒントを得た、ヴァイオリンを楽に弾くためのその画期的な考え方と、エクササイズは他のメソッドとは一線を画すものです。

 詳しくはカトー・ハヴァシュ氏の「あがりを克服する」「ハヴァシュ・バイオリン奏法」の書籍に書かれています。ぜひ、ご一読ください。

動画で解説

ハヴァシュ式デジタル講座

 動画のような新しい視点を、今すぐにやってみて、自身にインストールしたい方にお勧めするのが、こちらです。

 カトー・ハヴァシュ氏に師事し、日本でそのアプローチを広める認定を受けた唯一の講師、石川ちすみが立ち上げた、「ハヴァシュ式デジタル講座」です。