“脱力”するには、必要な部分を活性化
「脱力しなければいけないのはわかっているけど、どうしていいかわからない」というのは当然のことです。
どの部分の活力は必要でどの部分が何もしなくていいのか、これをハッキリとさせることにより、心地よく、自然に弾くことが出来ます。
カトー・ハヴァシュ先生の「あがりを克服する」「ハヴァシュ・バイオリン奏法」の本では、左手はギヴィングハンドの形を基本することと、そして基関節に音幅を感じることを書かれています。そして、右は、これは本からは読み取りにくいのですが、肩をヒンジのように開閉する羽ばたくような元弓の動きと、肘がパタンと開いたり閉じたりする中〜先弓の動きの、2箇所の動きとして分析できます。手首と指はそれについて行くだけで、決して自分から先導してクネクネ動かさないようにします。
この自然なバランスを感じて習得する方法を、ワークショップやレッスンでお伝えしています。
参加した方々は一様に、「まさかこんな動きとは思いもよらなかった!」と驚かれます。
入門用書籍「弓は踊る」「弦は響く」にも細かく書かれていますが、どうしても文章だけでは難しいので、ぜひ機会があればレッスンを受けて下さい。
また、ハヴァシュ先生の動画がYouTubeに出ていますので、ぜひぜひ御覧ください。(英語字幕をOnにすると、文字を読みながら見られます。)
右手の動き↓
それと、東京指導者セミナーを受講された先生が、ブログ記事を書いてくださいました!
キャンセル待ち列が続く人気教室の、素敵な先生です。
東京にもこうしてハヴァシュ先生の素晴らしいアプローチをベースにして教える教室が増えると素晴らしいです。
先日の指導者セミナーがその第一歩となれば嬉しいです。