声を出すことと運動能力の深い関係

ハヴァシュ式アプローチの、リズミックパルスで全身を動かしたり、手を叩きながら歌ったり、それでもダメなら歌いながら弾くと、どうして力みがたちまち取れるのか?
その効果を実感した人にとっては、不思議で仕方ないですよね。

その根拠として、ワークショップでハヴァシュ先生が興味深いエピソードを披露されていました。

それは、舌や声帯を動かす脳の部分は、同時に運動能力を司る部分でもあるそうです。
つまり、声を出すと、体の運動能力も高まるということかと思います。

スポーツをする人が、「声出していこう」というのが当たり前になっているのも、同じ理由でしょうね。
息子の少年野球のノウハウ本を見てみると、やはり、このような記述が!

”緊張したら”大声・深呼吸・笑う”

緊張感やプレッシャーは目に見えないものだが、カラダの中から追い出すことができる。その代表的な方法が「大きな声を出すこと」「息を大きく吸い込んで吐き出すこと」、「笑顔になったり笑ったりすること」だ。こうすることで、頭の中の重さを軽くし、カラダ全体の硬さをほぐしてくれる。ただし、中途半端にやっても効果は薄い。腕や足を動かしながら、とことんやってみよう。

ーーーーーー「少年野球レベルアップ練習メニュー」小野寺信彦著(日本文芸社)より

野球のノウハウ本、他にも色々ヴァイオリンの練習にもあてはまることが書いてあって、すごく面白いのです。

ハヴァシュ先生も、ワークショップで、いつも笑顔の大切さをおっしゃっています。
ちょっとでも顔が深刻になりはじめたら、「顔が深刻だ!!」と鋭いツッコミも!

せっかく勉強した曲を力みで台無しにしてしまうあなた、笑顔と声出し足りてますか?