楽しむことは義務です!

奏者本人が楽しむこと。

奏者自身が楽しんでいないと、どうして聴衆が楽しめるでしょうか。

プロであればなおのことです。それが仕事なのだから。

楽しむことは義務です!

「充分に上手くないのではないか」という心配が支配しているでしょう。

楽器を構えた途端に深刻な怖い顔になっていませんか?

どうか、「上手く」弾こうと思わないで下さい。

「上手い」を目指すと、演奏はどんどん流れを失い、力みへと向かいます。

いつもハヴァシュ先生は、ワークショップでのデモ演奏の前に、「上手く弾くのは厳禁です!」「行儀悪くなって下さい!」とおっしゃいます。

皆をその呪縛から解き放つための魔法の言葉です。

普段、いつもイマジネーションを伴って歌い、マイムして、その後、一度だけ、またはせいぜい数回だけ実際に弾いて下さい。

何度も弾くと、筋肉の練習になり、心は、これでいいのかと不安になったり、自分の音を批判しだします。

それは、外から内へのアプローチになります。

この思考の繰り返しが、あがりや力みを生みます。

いつも内から外への練習をして、音楽を学び、心の耳を育てるのです。

指の訓練をするために「練習」しないでください。

(過去メルマガ記事より。ご登録はこちら。)

12月4日(月)日本弦楽指導者協会関西支部様主催のワークショップの写真です。

たくさんの熱意に溢れた先生方に、ハヴァシュ先生のニューアプローチをご紹介することが出来ました。