「弓は踊る」エクササイズ動画作ってます

先日、〜はじめから美しい音で〜「弓は踊る」「弦は響く」教本セットを買ってくださった、オーストラリア在住のA子さんから、動画を作ってもらいたいと切実な長文メールをいただきました。教本と首っ引きでやっているが、どうしても動きがあっているのかどうかわからない、とのこと。

A子さんは、親子でヴァイオリンを始められたものの、地域柄ヴァイオリンの先生を探すのも一苦労で、やっと見つけた先生の教え方もよろしくなく、インターネットで日本語サイトを検索して私のサイトに辿り着き、教本を注文されました。

〜〜〜お手紙抜粋〜〜〜

ハヴァシュ式を知ってしまうと、

とても素晴らしく、バイオリンへの思いや扱い方が変わりますね。

この本に出会えて良かったと、心から思います。ありがとうございます。

ですから最近習い始めた先生の、どんどん曲を弾きましょうという方針に疑問を持ってしまいます。私事で申し訳ないのですが、まだバイオリンの支え方もしらず、弓の持ち方も知らない6歳の子供に、キラキラ星、めりーさんの羊、どんどん弾きましょうと、音符ではなく、紙に番号を書き、番号を見せながら弾かせている(下線石川)のを見ると、ハヴァシュ式とは真逆の方針に、辞めほうがいいのではと葛藤しております。

(中略)

私の住む田舎では、先生探しが大変難しく(習いたいのに、先生がいないが為に諦めてる親御さんが沢山います)

今迄もやっと見つけても素人の先生だったり、基礎をしっかりとせずとりあえず弾ければ良い、

というような先生だったのであちこち転々とした為、もうあまり先生を変えたくないという思いが強いのですが、今の若い先生も悩む所です。

遠方ですので往復の移動に半日かかり、そして数分のこのレッスンですので

始まったばかりですが、このまま継続していていいものか、悩んでおります。

先生探しは、バイオリンを弾くことよりも難しいです。

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これを読んだら、いても立ってもいられない気持ちになりました。

特に、下線のような教え方をしている先生がいるとは、衝撃でした。

よろしくないですね。

そこで、私にできることとして、教本の主要なエクササイズの動画を作成して順次お送りし始めました。

そうしたら、やはり全く勘違いされていたことも多々あるそうで、どんなふうに間違っていたかの動画も送ってくださるとのことです。

文章だけでは動きが伝わりにくいのは、重々承知でしたが、初心者の独習ならなおのことでしょう。だからこそ、ワークショップやレッスンに来ていただきたいのですが、この方のように、それがままならない方もおられますよね。

動画はYouTubeをお借りして(「限定公開」という設定)アップしてお渡ししました。

素人が家でスマホで自撮りした動画なので、公開する気はないのですが、この方と同じように動画が必要な方もいるかもしれないとも思うので、今後の動画の扱いに悩むところです。